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from: クマドンさん
2016/09/19 09:40:06
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「さっさ」の生き方
さて、考えることの楽しさかな。
独りでぼんやりと考えていると、いつの間にか時間を忘れる。
庭に出て花を見るとはなしに観て、ぼんやりしている時もそうだった。
何だか心がとてもゆったりと落ち着いた気持ちになっている。
これは何かとふと不思議に感ずることもある。
「さっさだね」と、Sさんとの電話だった。
「ぐずぐずしない」
とにかく、何でも今、ここで気付いたら「さっさ」と身体を動かすことだ。
Sさんは、「さっさ」と長年の修羅と迷いの物を片付けている。
すっかりときれいになった部屋で、生まれ変わったような気持ちで暮らしている。
私は、Sさんから「さっさ」を教えてもらった。
やってみたら、やっぱりこれが気持ちいい。
「ぐずぐず」と考えて、迷って、じっとしている間がない。
思い立ったら「さっさ」と動く。
まず身体を先に動かすことだった。
これは、やってみると分かった。
とてもとても身体にも心にも気持ちよいことだった。
夕方、涼しい風が吹いた。
日が傾き、建物の陰に畑が入った。
ちょうどいい頃合いだなぁと、
軍手と鎌を持ってさつま芋の畑へ向かう。
雑草がぼうぼうに生えていた。
「どうしたものかなぁ」と、頭の中で戦略を練る。
しばし眺めて、やおら腰を降ろし、近くの草をむんずとつかんで刈り始める。
さつま芋の蔓が伸び、その雑草と絡み合っている。
むやみに刈ると、さつま芋の蔓まで刈ってしまいそうだった。
そこで、蔓だけを先にこんがらがった中から救い出し、
さっちにのびてもらってから、残された雑草を刈ることにした。
そしたら、そんな作業が面白くなったのか、
その内に夢中になり、無心になっていた。
時間を忘れる。
そうして身体を駆使して働くことは、やっぱりとても気持ちよいことだった。
「クマさん、電話ですよ」と、事務の女の子が呼びに来てくれた。
すぐ後ろに彼女が来たことすら気付かずに草取りをしていた。
無心になれる気持ちよさだ。
「ぐずぐず」言わない、考えない。
今、ここ、目の前にあることが呼んでいたら、
「さっさ」と身体を動かしていく。
だから、気持ちいいし、すっかりとやったことは忘れている。
お礼を言われることも、感心されることもなしのまま、
そんなことをやったなんかすっかり忘れて、今、ここに身体を動かす。
「さっさ」の生活は、実にこだわりがなく、ひっかかりがなく、気持ちいい。
それは、何も考えず、無欲で、無心だからだろう。
ひっかかったら「ぐずぐず」になる。
もし、ひっかかりそうになったらスルーする。
考えない。感情を入れない。ただ身体を動かす。
「さっさ」の生き方は、それていいという生き方でもあった。-
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