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from: クマドンさん
2016/10/26 06:24:26
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種の殻を破る時は
「晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 元の姿は 変わらざりけり」 鉄舟
悩んでいることが多くなったようだ。
何だか自分ではどうにもならないことでくよくよしていたりする。
ああ、弱いなぁ。まだまだだなぁと、そう想う。
しかし、そうなのに、そうでもない自分がここに居る。
「悩んだって、仕方ないさ」
「人は、人。自分は、自分。」
「私がどんなに悩んだところで、生き方を決めるのは私ではないんだから。」
そう想うと、心が少し落ち着く。
それは、小さな芽が芽生え、その芽が雨風や強い日差しに耐えながら、
自然の恵みをいただきながら、すくすくと生きて行く姿に似ている。
生きるのは、この一つの芽だ。
そして、きっと私がそうだったように、
生きるための力はちゃんと生まれる前から自然は供えられいるはずだ。
それを信じる。
それが、信仰なのかもしれない。
どうしてこうなんだと、私が想うことではない。
その中からしか、見つからないものがきっとあるはずだ。
人は、人でありながら、本当の自分に気付かないまま生きている。
本当の自分は、ずっとずっと変わらずにここにある。
なのに、その本当の自分と出逢えずに、その自分を求めて、苦しみ悩む。
しかし、その時がきっと来る。
地に落ちた種が、芽を出さねばならない時が。
それは、どうにもならない自分に気付き、
その大事だと考えていた自分の偽物の殻を砕いて、ばらばらにする時でもあった。
そこを経ないと、本当の自分には出会えない。
イニシエーションと言われる。
その通過儀礼は、誰にでも存在している。
種は、あの固い殻を破ってこそ、根をはり、芽を出す。
その固い固い殻の中で生きては来たが、
きっと呼び出しが来たのだと私は感ずる。
その時節は、人それぞれに違っているが、
「今、ここだよ」と、天は必ずその時を私たちに与えてくれる。
それは、一度死ぬということだ。
その自分に死ぬということがない限り、
種は、種のまま、年をとり、老いて、死んでいくことだろう。
本来、種は花を咲かせるためにそこに存在していても、
種が、種のままでいいんだと居直ってしまっては、
どんなにしても助けてやれぬと言うことだ。
「元の姿は 変わらざりけり」なんだ。
しかし、これが分からない。
そのために、突然の腹膜炎があり、死ぬ生きるがあり、この腹の傷がある。
「地に落ちて死なずば」と、聖書にも書かれてある。
今、私は、私を通して、私の家族を通して、そのリアルを目の当たりにしている。
「さて、どうするか」だ。
「八風吹不動天辺月」
この月でありたいものだ。-
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