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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2017/03/23 15:09:21

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    予兆はある。でも、止められない。

    身体は、自然だ。
    自然に起きていることは、全て身体にも起きる。
    私は、少し思い違いをしていたらしい。
    私の身体は、年相応に衰えていた。
    意識ではそんなにも年を取ったとは思わないし、
    まだまだ四十代の頃とは変わらないつもりだ。

    しかし、自然のままの身体は、その時間の流れに従い、
    その定めの中で粛々と生きていた。
    つまり、終わるに向かってのこれからの身体の旅でもあるのだ。
    身体は、確かに老いていた。
    その自覚が無かっただけなんだ。

    どうしてこんな椎間板ヘルニアになってしまったのか。
    実は、私は登山をして
    、トレーニングで10キロ走っても腰を痛めることなど全くなかった。
    腰は、鍛えているから大丈夫。それが、やっぱり過信となった。
    まず、激痛の中で自分の生活を振り返り、このヘルニアの原因を探ってみた。
    そしたら、やっぱり思い当たることがあったことに気付かせられた。
    老いを忘れた「無理」がたたっただけなんだ。

    私は、昨年の8月半ばに退院してから、大事をとって走ってはいなかった。
    腹腔ヘルニアの術後は、無理をするとせっかくの糸がほどけて、
    元に戻ってしまうからだ。
    その再発の確率の高さに脅かされて、
    私は重いものをもつことも、走ること、自転車に乗ることも辞めた。
    つまり、半年以上、私はろくな運動をしていない身体になっていた。
    その結果、私の筋力はすっかりと落ちていた。
    腹筋・背筋と身体を支える大事な筋肉が衰えていた。

    私は、まずその危険性に思いが至らなかったのだ。
    どん底になったら、少しずつアップするためのトレーニングが必要だ。
    できていたのは、過信に過ぎない。

    さて、2月半ばの日曜日、新潟市でも久しぶりの晴天だった。
    長い長い冬の間、
    やっぱり閉じこもっているとうずうずと活動したい思いが湧いてくる。
    そんな思いが爆発して、一気に私は解放されたようにして、
    半年ぶりのウォーキングをすることにした。
    大山から、宝町の教会へ。そこから、木戸を通って太威まで歩いて担担麺を食べた。
    そこからは中山の旧道を通り、北越製紙裏の道を通って
    、大山まで帰ってきた。10キロはあるだろう。
    私は、その道を完歩した自分のことを褒め称えた。「やればできる。まだやれる」と。

    その週の水曜日。腰に違和感を感じた。
    そればかりではなく、ズボンを立って履けなくなった。
    腰を曲げられなくなり、歩くとどうも左足に痛みがあった。
    金曜日の夜、それならばとストレッチのつもりで、
    また山ノ下埠頭までウォーキングをした。
    何と腰をもみながらだった。ここで気づけばまたよかった。
    本当は休養を求める赤信号だったのに。

    翌日の土曜日は、二つの町内のお年寄りのお宅を一軒一軒訪ねて歩いた。
    次の日の日曜日には、宝町の教会まで歩いた。ただトレーニングのつもりだった。
    すると、何が身体に起きてしまったか。
    私は、牧師のH先生のお話を聴きながら、
    突然左足に痛みが走り、どうにも我慢ができなくなった。
    臀部から太もも、足首まで異常な痛みに襲われ、
    座っていられない状況になってしまった。
    私の身体のことでありながら、突然の造反だった。

    あまりの痛みにそのまま座っていることができず、
    荷物をまとめて教会から出ることにした。
    そこでも私は、いかに愚かな男なのか、皆さんの言葉を聞かず、
    私は歩いて帰ることにしたのだった。
    左足首の激痛を堪えながら、「こうすれば治るんだ」とばかりに、
    呻きつつ歩いていた私。
    どうしても私には、身体の危機を感知して、
    「止める」という機能が麻痺しているようなんだ。

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