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from: クマドンさん
2017/03/23 15:33:59
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赦せない私
不平不満を持つ。
すると感情は波立ち、いつも何だかイライラとしてしまい、
人のことがただ羨ましくなる。
羨ましいだけでなく、何だか不自由なく生活している人たちが憎らしくも感ずる。
少しは私のことを分かってもらい、同情をしてもらいたいと思ったりする。
人がそんなに親身でなく、優しくないので、
何だか腹が立ち、ついつい余計な文句も言ってしまう。
平常心であらず。満ち足りた思いであらず。
現実の悲惨なる状況を嘆き哀しみ、どうして私だけがと天に悪態をつく。
始まったばかりのこの3月21日(火)であるが、
そんな気持ちで今を生きたら、きっとこの1日の時間がとても苦しく、
切ないことだろう。
どうやったら、平常心でいられるのだろうか。
どうしたら、この現状でも心穏やかに生きられるのだろうか。
そのことをきっと学ばせるために、
この坐骨神経痛が与えられたのかもしれないと考える。
私がそうだったな。
そんな痛みと苦しみの最中にある人に対して、どれだけ心を尽くしていただろうか。
しょせん、痛みは私の痛みではなく、不自由は私の不自由ではない。
それは、同情や慰めの言葉は言えるが、
かと言って、いつもそのことばかり考えているわけではない。
私がここでこうやって居たとしても、それは私独りだけの課題なんだ。
妻にも、長男にも、次男にも、それは他の身体の痛みであり、不自由に過ぎない。
実際に、私は妻のリュウマチの痛みや、手の手術の痛みについて、
どれだけ感じて、心を痛め、傍にいたであろうか。
きっとあの日、あの時の妻は、今の私よりもっと哀しく、孤独を感じたと今は想う。
その人の立場に立って考える。
本当に人は、これが難しい。
みんな人は、自分のことでいっぱいいっぱいで、
その人を入れる余裕がそこにはないんだ。
あの病院での日々を妻は、痛みだけでなく、
心の痛みと孤独と哀しさで耐えていたのではないだろうか。
それは、私だ。
あの日、あの時には、決して帰ることができず、やり直すこともできない。
私が不平不満を言う前に、その日のことを忘れるなと言うことだ。
人にしたことは、自分に帰る。
私は自分がしていることが分からなかった。
どうしてあげたらよかったのかを知りながら、それをしてあげられなかった。
もっとひどいことは、
その妻の心を傷つけてしまうかもしれないそんな態度と言葉かけを、
私は、やりながら、
それをどんなに妻に辛いことかと感じることができなかったことだった。
人は、あんなになってしまうものなのか。
今朝も、妻の作ってくれた朝食を食べながら、私は、やっとそのことを思い出せた。-
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