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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2017/03/27 06:43:48

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    考えてみよう。

    さてさて、闘病日記も一カ月となっている。
    本当に治りの遅い病だった。
    椎間板が飛び出して、その先が坐骨神経を刺激している。
    痛みは、その刺激によって脳で感じるものでしかない。
    どこも実際には壊れていないし、折れても、外れてもいない。
    その原理の不思議さが、未だに腑に落ちない私だった。

    こうして、自分の足で起き上がり、歩いて、パソコンの所に来れる。
    こうして座っていてもまだまだ左の太ももと足首とに痛みかあるが、
    以前は、まずこの姿勢になれなかったのだから、よくなってきていることを感ずる。
    座った途端に飛び上るような痛みだった。
    それが、こうしてパソコンに向かって座り、キーを打っている。

    二日間、車の運転のトレーニングをした。
    座席に座ると、やはり痛みが電気のように走る。
    ただ、座席の背もたれを倒し、座席を前に出すと少しはよかった。
    15分位が限度なのかもしれないが、車に乗れたことの不思議さだった。

    何年か前に、私と同じ椎間板ヘルニアになった人に話を聴けた。
    その50代の女性は、それはそれは大変だっと話してくれた。
    まず、トイレに行ってから、立ち上がることが出来なかったことや、
    布団の中で寝たきりの生活だっので、
    布団の周りに生活に必要な物を全部置いていたと話してくれた。
    「分かる。分かる」だった。
    彼女は今はすっかり完治して、バーベルを挙げて筋力を鍛えているそうだ。

    あの激烈なる痛みの中では、治ると言うことが信じられなかった。
    一生このまま寝たきりで、この痛みが無くならなかったら、
    私は、どうやって生きていたらよいのかと、闇の中だった。
    娑婆の世界は日に日に暖かく、春に近づく気配なのに、
    私は、この部屋から出られず、ただ1日を天井を見ながら過ごすのみだった。
    話す人もなく。仰向けになったまま本を読み、音楽を聴いた。
    それでも1日は過ぎて行き、1週間はあっと言う間だった。
    仕事もできず、誰の役にも立たず、ただここで苦しみ、呻いている。

    ご飯を四つん這いになって食べ、お風呂にも入れず、髭は伸び放題だった。
    このまま身体が腐敗してしまうのかと、そんな悲惨な生活だった。
    今は、杖をついて歩ける。車に乗って外出もできる。
    ここまで来るのにちょうど1カ月かかっている。
    どれだけの人に迷惑をかけたことだろう。
    どれだけの人たちにお世話になったことだろう。
    そのおかげさまの今の私だ。

    何を言いたいかと言うと、今回のこの激烈な痛みと不自由な生活から、
    私は、いったい何を感じて、何を学んだかということだった。
    すべてのことには意味が在ると、私は想っている。
    そして、こうした大きな患難や試練には、
    必ずそこには大いなる意味が存在していることを、私は信じている。
    だから、その意味を「分かる」ことが大事なんだ。

    その意味を深く想うことで、私は深い存在とつながることができる。
    意味は、その深さから選ばれて、届けられるものだからだ。
    それは、椎間板ヘルニアと言う病であるが、
    その病によって、激烈な痛みと不自由な生活を味わい、
    こうして長い時間を通して、緩やかに身体が回復して行くプロセスを味わい、
    今、ここで、これを書いていること、そのものに、
    きっと何か私の想いを遙かに超えた意味があると、
    私は、想っている。だから、それをこれから考えたい。

    確かに想定外の出来事ばかりだ。
    「私ですか」と、驚きと畏れをもって受け入れざるを得ないことばかりだった。
    でも、私に与えられた宿命には、きっと深い深い意味が在るはずだった。
    その痛みと不自由な生活の中で、感じ続けたことが在る。
    そして、その感じたことを「分かる」ためには、
    それをこうして言葉で確認する作業が、私には必要だった。
    そうでなければ、このことは深い経験に昇華はできない。
    だから、考えことのトレーニングを兼ねて、ここに文章を書いている。

    考える葦であるとは、そういうことではないだろうか。

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