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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2017/04/13 21:27:53

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    さてさて、孤独だなぁ。

    でっかい満月だなぁ。
    窓を開けて、東の空低く輝いている満月を観ていた。
    ルナは、母と教えられた。
    私をこうしてじっと愛おしむ眼差しで見つめていてくれるルナに感謝だ。

    話を聴いてくれる人も無し。
    話そうとしても、拒否されるばかり。
    何でもないそんな他愛無い話をしたくても、
    私には、居場所はなかった。

    冷たくされる。
    無視をされる。
    それはそれで訳はあるのだと想う。
    でも、それはそれで哀しいものだった。

    なぜ、満月に気付いたのか。
    それは、ルナだけは、私の話を聴いてくれるからだった。
    自然には、吾はいない。
    無であるからこそ、私のようなちっぽけな人の話を黙って聴いてくれる。

    私は、ただどうでもいい話をしたいだけだ。
    話をする。話を聴く。話が聴こえる。
    それでいいのではないかと想う。

    ただ、意図的に、わざと、話を拒否された場合、
    この話を誰に、どこで、何に語ればいいんだ。

    そしたら、窓の外にルナがいた。
    真っ暗闇にまん丸の光輝くだ。
    夜には、ルナが居てくれる。

    ハートネットTVでは、熊本地震から一年だった。
    被災して借り上げ住居に移転した人たちは、
    孤独死をしたり、孤立した日々を送っていた。
    孤独は、辛いなぁ。
    独り暮らしの孤独の辛さ。
    病気に倒れ、寝たきりになった88歳の男性の話だった。
    全く縁故も知り合いもない小さな部屋に引っ越した70歳の女性だった。
    77歳の女性は鬱になったよと言って、一歩も外には出ていなかった。

    このルナを、孤独な哀しみのまま、見つめている人・人・ひと。
    どうにもならない。もう、いい。この生活を続ける気力なし。
    そう想うと、こうして哀しいなぁなんか、言ってられない気もする。

    深く深く孤独を知る者からこそ、話しかけるべきなんだ。
    あのルナは、その人たちには言葉としては話しかけられない。
    でも、私は話すことも、語ることもできるんだ。

    ああ、孤独だなぁ。ああ、哀しいなぁ。
    ならば、そうして今夜も生きている人たちと、
    まだ出会っていないけれども、
    分かり合い、感じ合えるものがあるのではないだろうか。

    さっきより、満月は上に昇った。
    すると、さっきより何だか少し小さくなった気がする。
    そうだよなぁ。あのルナは永遠に孤独なんだ。
    きっとそれは、だから、私のような人に光を照らし、
    その孤独を語り合えるからではないだろうか。

    孤独な人にしか、孤独な人とは語り合えない。
    孤独であることで、人は何と向き合おうとしているのだろうか。

    「ヨブ記」 浅野順一著 をまた読み返している。

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