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from: クマドンさん
2017/04/25 05:56:26
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飛行機雲は消える
何から始めたらいいかねぇ。
年なんだなぁ。
自分の生きてきたこれまでのことをふとふと振り返る。
何もなかったなぁ。
あったとばかり思っていたのに、
こうして振り返ってみたら、何もなかったのではないかと感じた。
それでは、何を為したら、何が在ったと言えるのだろうか。
そう考えても、たとえ国を創ったとしても何もないことには変わりはないんだ。
ただ、それだけ。
そう感じて、ただ今、ここを生きればいいのでは・・・・。
後悔ばかりだとしても、
どうしてあの日、あの時に気付かなかったのだと嘆いても、
やっぱりその事実は変わらないし、
そのことにかかわった人たちの私への想いは変わらない。
それでは、あの日、あの時に、違った選択肢があったのかと言うと、
何だかそう選ぶことだけが私の宿命だったように感ずる。
私と言う役を生きてみて、
やっと私と言う物語が分かる。
こう生きざるを得ない私が居るから、
その私が実感した人生がコトバとしてここに現れる。
私は、私の物語を演じきることが、
私の宿命なのではないだろうか。
ならば、その物語を創作し、私に私と言う役を与えた働きを、
私は、やっぱり信頼し、語りつつ、祈りながら生きていればいい。
悩んだところで、何も変わらない。
悩むことで、どうにもならない苦しみに自分を追い落とすこととなる。
意味は、悩むことにはない。
考えるそのことだけに在る。
心を観る心なし
心そのものとなれば、それでいい。
それは、ただこの風のようなもの。
常に流れ、止まることなく、通り過ぎて行くだけ。
その過ぎて行く今、ここだけを、楽しもう。味わおう。
朝日に輝く空を、一筋の飛行機雲が南に向かっている。
大きく曲がったその軌跡を、あの飛行機はこだわらないだろう。
軌跡は、遺る。
ただ、一時だけは。
そして、今は、既にその軌跡が端から消えて来た。
でも、飛行機は、今も、南に向かって飛び続けている。
過ぎ去ったことは、終わったことだ。
軌跡が遺ったとしても、ほんの束の間の出来事だ。
飛行機は、そんなことに何もこだわらずに、今も、飛んでいる。
風を切り、雲の中を真っ直ぐに飛行しながら、
ただ、エンジンの音を聴いていたら、それでいい。-
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