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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2017/07/20 06:21:20

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    また、やってしまいました

    また、やってしまいましたて。
    どうしてか、抑えきれずに怒鳴ってしまう。腹を立ててしまう。
    その後味の悪さと、申し訳なさ。
    でもね、その最中には、自分のことを抑えられない私。
    爆発するエネルギーをどうにもならない私。
    またまた、妻と長男とに呆れられ、失望させた。

    ほんの些細な言葉からだった。
    突然動かなくなってしまった20年前から使っている長男の部屋のエアコンだ。
    町の電気屋さんが来てくれて、室外機を見ると、
    基盤がやられていることが分かった。
    基盤の交換なら2万5千円位。
    新品に取り換えならば10万円位だった。
    私は、「どうする?」と長男に言った途端に、
    長男が立ち上がって怒りだした。

    でも、それは、妻から教えられたように、私に対する抗議だった。
    私は、ただ「こうだけど、どうしたい?」と訊いたつもりなのに、
    長男は「どっちにするか自分で決めろ」「金は自分で出せ」と、
    理解したのだそうだ。
    妻は言う。
    「あんたの言い方がいつも上から目線なんだよね」と。
    「そうかなぁ」と、私自身は気付かない。

    そして、「どうして家の親父は、ああして、人の気持ちが分からないんだ」とか、
    「本当にどうにもならない人だよね」とか、言われている。
    私は、そう想われ、二人が言っていことを感じている。
    それは寂しいことだが、仕方ないことでもあった。

    誤解だと、言いたい。
    でも、二人には、共通の事実だった。
    妻は、この家に入ってから私の母にひどい目に合ったことを、絶対に忘れない。
    だから、こんな時は、自分がいかに辛かったかを突然語りだす。
    今、この話ではなく、もう亡くなった母と、
    失ってしまい、決して取り戻せない時間についてだ。
    壊れたエアコンの修理の話が、
    親父と長男のバトルとなり、
    いつの間にか参戦して、長男を加勢している妻にとっては、
    過去の辛かった嫁姑の恨み節に変わっていた。

    そこで、また、私の怒りに火が着いてしまう。
    「何で、そんな話になるんだ。今は、長男のことだろう・・・。」
    「あんたは、謝っていない。悪かったと、今でも想っていない」
    「だから、私は、赦せない」
    そして、過去の「そんなことも」と言う細かなことを思い出し、語りだす。
    そのスイッチが入ると、止まらなくなってしまう。

    私は、その場を離れる。
    それしか、その窮地を切り抜ける方策がないからだ。
    確かに、妻と長男が言うように、私はどうしようもなく酷い人のようだ。
    しかし、理解されない。誤解されている。それって、辛いことなんだなぁ。
    いつまでも過去のことを言われ続けるって、本当に苦しいことなんだなぁ。
    自分はそうではないのに、「あんたはそうだ」と決めつけられる。
    それって、とても哀しいことだったんだ。

    でも、私には、妻のその気持ちや物の見方、感じ方を変えるだけの力はなかった。
    ただ、「そう思い込んでいるが、そうではないかもなんだよ」
    「考え方は、それでけでなく、それって千ある中の1つにしかすぎないよ」
    「世間はそうだ。みんながそう言っている。その世間と、みんなを連れて来て」
    「同じ感じ方や考えの人が向き合っても、鏡を見ているようなものだろ」

    しかし、今は、それだけは言うことにしている。
    聴いてはもらえないが・・・・。

    でも、一番簡単なことは、私が、即、「ごめん」と謝ることなんだ。
    本当は、私が、悪いんだ。
    きっと酔っぱらって言った、その言い方に彼は腹を立てたのだと今は、想う。
    だから、そんな私の態度に、長男は怒りを感じて、抗議した。
    そしたらだ、言われてしまったことに、私が父親として腹を立てた。
    抑えていたエネルギーが湧きあがって、噴火した。
    もう誰にも止められない。

    情けないが、そんな夜が二晩も続いた。
    反省、反省、反省・・・・。だが、また、きっとやってしまうのだろうなぁ。

    「ごめん」を言う。
    そして、黙る。
    そして、その場を離れる。
    そして、冷静に振り返る。
    そして、自分がいかにどうにもならない人だと悟る。

    これは、我が友から聞いた、彼の家庭の切ない切ないお話しだ。
    本当にねぇ。どうしょうもねぇ。どうしたもんかねぇ。と、
    彼は、語りながら、深く溜息をついていた。
    その気持ち、私にはよく分かる。

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