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from: クマドンさん
2017/07/24 06:36:26
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いや、不思議しかないな
一匹の迷える子羊だなぁ。
私は、ある頃からずっと教会には行かなかった。
また、信仰すらも忘れていたかもしれなかった。
それでも、私のことを覚えいてくれた人からは、葉書が届いた。
そこには、御言葉が記されていた。
その御言葉そのものには、やはり考えさせられ、
心に響くものがあった。
私の大好きな聖句もそこには記されてあることもあった。
しかし、私は、行かなかった。行こうとは思わなかった。
しかし、どん底の罪の中から、ある日再び教会に導かれた。
どうしてこうなったのか、説明はできない不思議な力によってだった。
「羊は群れを離れて生きることはできない」
本当だなぁと、想った。
私は、その群れを離れて、この娑婆の世界を彷徨った。
己の考え、己の意志、そして、己の欲望に任せて、
ただ闇雲に歩き続けた。
でも、平安はそこにはなかった。
暗闇のどん底に叩き落された。
そんな時、この山ノ下福音教会の椅子に座っていた。
何よりも大好きな讃美歌を歌えることだけでも、私の喜びだった。
孤独だったが、ここだけは、みんなが声をかけてくれる場所だった。
昨日は、教会でこの迷える一匹の羊の話だった。
そんな愚かな私のことを、懸命に探して、救い出してくれた人が居る。
そうなんだよなぁ。
群れの中に、われわれの中に生きることなんだな。
北区の合唱団に先日から参加している。
ここ数カ月、不思議なことが私の身体に起こっている。
それは、声の質が飛躍的に変わったことだった。
響きと言うのか、深みと言うのか、それが出せるようになった。
同じ高さでずっと強さを変えずに音を出せる。
ピアノであっても、力強く太く歌える。
響きが深いところで反響し、共振している。
60歳にして、そこに到れた。
私は、楽譜が読めないから、全部耳で覚える。
だから、練習を繰り返さないと、その正しい音が身体には沁みつかない。
私の隣に、体格のよいYさんが座った。
優しい人柄が、その柔らかな笑顔から感じられる。
その人の歌声を聴いて驚いた。
完璧だ。まるで、オペラ歌手のようにして歌っている。
私は、ただその声に聴き入り、無心になって音をとって、歌を歌った。
私が歌うのではなく、私の無心が歌うんだ。
考えない。意識しない。欲張らない。威張らない。
ただ、無心にして、その正しい音の響きに私を合わせる。
私の声を、その響きと共鳴させる。
その没我の瞬間が、昨日の歌にはあった。
Mさんが、我が家にいらしてくれた。
嬉しかったなぁ。
ずっとずっとお話をしたかった人だ。
68歳。現役で働いている。
畑仕事が大好きで、濁川の市民農園で作物を育てている。
大山台の畑の話をした。
そこに畑が出来れば、施設の人と町内のお年寄りや子どもたちとも、
繋がりができる。
それから、そこで採れた作物は、みんなでシェアするとともに、
必要な人たちに個別に届けることもできる。
何よりも、日ごろ家に引きこもっている人たちに生業ができる。
それが、生きることの張り合いになったら嬉しいですね。
そんなお話しだった。
そして、そんなお話をできる人との出会いは、何よりものありがたさだ。
Mさんは、佐渡の人。
この山ノ下に住むはずのない人だった。
また、隣の町内の人。
私とは、出会うはずのない人だった。
だから、不思議なんだなぁ。
今は、不思議で生きている。
すると、何だかすべてのことに「意味」があることに気付いた。
不思議とは、不思議なる「働き」のことだ。
私が迷える一匹の羊であること。
歌うことを喜びと感じていること。
Mさんと出会えたこと。
それは、大いなる不思議な働きの賜物だと、感謝している。
不思議に充ちている。
いや、不思議しかないな。
そこに落ち着いた。-
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