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from: クマドンさん
2017/11/13 06:09:08
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ちっぽけな仏様に
いやはや、疲れが抜けない。
抜けないのに、また一日の疲れがその上に積もる。
その疲れから回復される時はない。
慢性的だ。
こんな時に、身体のどこかが悪くなる。
いつもそうだった。
その身体のサインをもっと真剣に受け止めねばと反省している。
それでも、やっぱり酒を飲む。
そのことで、また肝臓が痛み、疲労感が増す。
そんな悪循環を繰り返している。
地域の仏様を三人紹介する。
1人は長者町の「くまくら酒屋」さんだ。
実は、このお店、新潟の名酒を適正価格で販売している貴重なお店だ。
スーパーで買う酒は、少し値段が高くなっていることもあると知っているだろうか。
この店には、それがなかった。
八海山2140円?だったっけかな。
だから、私は一升瓶が空になるとこのお店で酒を買う。
お店の親父さんが私のことを覚えてくれている。
本当に親切で、優しく、温かな親父さんだった。
奥さんも、息子さんもそうだった。
並べてある日本酒が燗になってしまうのではないとかと想うほど、
羨ましいほど家族みんながほのぼのとしている。
私は、よく日本酒のことを質問し、いろいろと親父さんに教えてもらっている。
日本酒好きは、ぜひぜひ訪れてもらいたいお店だ。
土曜日の夕方、私は、八海山を買いに行った。
その時、雨が上がっていたので、傘は差さず、店の前の傘立てに入れた。
八海山を買ってから、私はそれをリュクの中に入れて店を出た。
そして、花屋さんに行く途中で、傘を忘れたことに気付いた。
「明日、とりに行こう」と、歩きだったので、そうすることにした。
すると、花屋さんの前で花を観ていたら、
小型のバンが止まり、息子さんが降りて来た。
「よかった。お店に入っていたら、分かりませんでしたね」と、
私が忘れた傘を手渡してくれた。
彼は、私が店を出てから、私に傘を届けるために、
あの暗い中を車で私のことを探してくれたのだ。
こんなに親切にしてくれる人って、いるんだ。
何だか、とてもとても、嬉しく、感激して、頭が下がった。
「うだつや」さんが、この11月末で閉店だ。
この店主の親父さんが、またまた素敵な人なんだな。
「いらっしゃい」のいつもの声が、とてもとても暖かい。
お客さんにかける言葉一つ一つに心がこもり、親切なんだな。
お客さんの様子を見て、さっと料理を造って、カウンターに並べる。
おいしいものが手に入れば、お客さんに惜しみなくふるまう。
私は、ここのだしまきたまごの大ファンである。
先日は、焼き立ての温かい卵焼きだった。
美味かったなぁ。
女将さんが、またいい人なんだ。
人生の深さをしっくりと味わい、どっしりと腰を落ち着けて生きている感じ。
そんじょそこいらのことでは動じない、泰然じじゃくと思慮深さ。
カウンター越しにいろいろと話す。
身体が弱って立てなくなってしまったことや、
いろいろと体調不良を抱えていることなど、
経験した私には、よくよく分かる話だった。
この女将さんも、お客さんに気兼ねさせない優しさの人だった。
ふと、私は、想った。
「仏様って、いるんだな」と。
人は、仏様のように生きられるかどうかだな。
三人に共通することは、何かと考えると、
やっぱり、「無私」。
そのことに尽きるな。
今は、本当に、その反対の生き方ばかりが目立つ世の中になってしまった。
人のために何かをするなんか、自分にとって損なことと思っている人もいそうだ。
昨日、バスの中で乗って来たお年寄りの女性に席を譲った若者がいた。
その人の、「どうぞ」という笑顔も、やっぱり仏様だった。
そんな、ちっぽけでも傍らに生きている仏様にみんながなれたら、
きっとこの地域も住みやすい街になるのだろうと想っている。
まず、私が、仏様になることか。
お神酒は少し、控えることだ。
今週の土曜日に介護職員初任者研修の修了試験がある。
不合格もある試験だ。
せめて、今週は、帰って来たら酒を飲まずに勉学に励もうと想う。
それもきっと仏様への道になるはずだ。-
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