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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2017/12/29 15:57:34

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    帰ってきたよ。

    疲れている。何もしない。大掃除もしない。
    今年もあとわずかで終わる。
    最後のイベントで家族4人の沖縄旅行だった。
    念ずれば通ずる。
    とにかく、念願だった沖縄旅行が実現した。

    まさに弾丸旅行だ。
    ガイドさんが言うように、芸能人並みのスケジュールだった。
    いろいろとあったが、沖縄だった。
    北の雪国に住んでいる私にとっては、
    その国は異国のような感じさえした。

    人は、旅をすることで、改めて自分に気づく。
    異なる世界・異なる日常を体験して、
    初めて、今、ここ、がどんなところなのかを理解できる。
    私は、沖縄で半袖で過ごしたら、
    沖縄の人から「寒くないですか」と、声をかけられた。
    確かに、半袖の人はいなかったな。
    気温20度でも、沖縄の人は、寒さを感ずる人たちだった。

    私は、新潟の大雪のニュースを観て、
    新潟の気候を思い出していた。
    この年末に半袖で居られるわけはなく、
    それでもここで半袖でいられたことに、何だか嬉しい雪国の人だった。

    真っ白な四角のコンクリートの平屋の家。
    その小さな家々がずっと建ち並んでいる。
    屋上には水を貯めるタンクが置かれている。
    断水に備えての水がめだった。
    そんな景色を私は知らない。
    ここでの当たり前や、日常は、私にとっては異国の暮らしだ。

    台風が来たら、覚悟を決めて籠城する。
    そのために、蔦屋からDVDを借り、食料を買い込み、
    じっと大風が過ぎ去って行くのを耐え忍ぶと言う。
    そのための家の造りでし、そのための平屋建てだった。

    昔ながらの瓦屋根の家が、本当に少ないのには驚いた。
    保存するために残されている家もあるそうだ。
    私は、やっぱり来てみないとわからないものだと、つくづく感じた。
    教科書だけの沖縄情報では、
    今、ここを、そのまんま伝えているわけて゜はないとよく分かった。
    その土地に行き、その土地を気候を身体で感じ、その土地の人の話を聴く。
    そうしなければ、わからないとは、当たり前のことだった。

    不思議と身体は、新潟の風土や食べ物、生活を求めていた。
    なじんでいるものが、やっぱり一番肌に合うようだ。
    沖縄は素敵な土地だが、やっぱり私が住める土地ではないなあと感じた。

    午前中は日差しがあったが、
    今は、すっかり暗くなり、どんよりとした灰色の雲から、みぞれが降っている。
    さっき床屋さんに行って来た。
    自転車でそのみぞれに少し濡れた。
    ここが新潟なんだな。
    沖縄では、この今を、どんな風に暮らしているのかなぁと、
    その生活ぶりの違いを想った。

    私は、やっぱり雪国越後の人間なんだな。
    同じバスで旅行した、福島県の人たちもそう感じていたとおもう。
    風土が人を造る。
    気候が生活を作り、食べるものを作り、その生活スタイルを作る。
    そうやって、人は、その土地の風土に順応して生きてきた。
    その時間の流れが、歴史であり、伝統であり、文化だった。

    何ともうまく言えないが、
    やっぱり日本は広いんだな。
    沖縄には四季がないと言っていた。
    南北に長い日本には、
    そうやって温暖な気候の中で暮らしている人たちも居るのだということ。

    そのことを学んで、帰路に着いた。

    帰ってきたら、吉原だった。
    煮物が旨い。刺身が旨い。日本酒が旨い。
    新潟に生まれ育ったことの幸せを味わうことが何よりもうれしかった。

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