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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2018/06/14 07:31:18

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    身体を第一にする

    ヨガを始めて2カ月がたった。
    身体の変化を感じ始めている。

    私は、腹腔ヘルニアの手術を2年前の夏に受けた。
    腹筋を縫合し、がちがちに糸で固めた。
    しかし、少しでも無理な力が入ると、
    また裂けてしまうとのことだった。
    だから、運動を一切やめた。
    走らない。自転車に乗らない。重い物を持たない。ストレッチすらやめた。
    この腹筋を元に戻すためだった。

    その内に私の身体がどうなってしまったか。
    不思議な変化を日々感じつつ生きて行くこととなっていた。
    まず感染症により、縫い目の一部に穴が開いたことだ。
    直径3センチ位だろうか、
    見事にその部分が菌に冒され、陥没していた。
    肉芽が顕わで、そこはいつもぐちゃぐちゃでガーゼを貼った。

    みぞおちのすぐ下。
    自分のお腹に穴が開いていた。
    手術の失敗・・・とも考えたが、
    医師たちは、何もこのことを問題にしなかった。
    「治りますよ」
    「肉が下から浮き上がって来ますよ」だった。
    「本当かなぁ・・・」と、私の頭の中は?????だった。

    そして、外来で数カ月たった。
    そしたら、やっぱり医師の言うように、
    肉芽が育ち、肉が表面に浮き上がって来た。
    私は、自分のお腹で、その人体実験を行った。
    そして、今は、すっかり完治して、そのクレーターのような跡も、
    少しずつ色を肌色に薄まって来た。
    人体の不思議さを、まざまざと感じた。

    お腹には、内臓の様子を知るために、10個の穴をあけた。
    そこに、ドレーンと言う管を通して、その内分泌液を袋にためた。
    つまり、私は人造人間のようにして、
    お腹から10本の管を出して生きていた。
    少しずつよくなるにつれて、1本1本抜かれて行った。
    あの抜くときのすーっという何とも言えない感触が記憶に残っている。
    最後の1本の時、私は、家族で角神温泉に行った。
    管を腹から垂らした私が湯船に入ると、
    湯の中に居たお客さんが、目を丸くして驚いていた。

    その10個の穴も、今はいぼのようにして埋まっている。
    私は、1年間に2回も腹を切った。
    みぞおちからおへそまでの一直線だ。
    それを縫い付けた跡が生々しく残っている。
    だから、私が温泉に行くと、みんなぎょっとする。
    そして、私の身体を見ないように配慮する。
    反対の立場だったら、私はきっと可哀想にと想ったはずだ。

    そうやって、大事大事に身体の回復だけを優先して、
    静かに、おとなしく、あれだけ走ったジョグも止め、
    普通の日常生活ができればそれで幸せと言う生活を続けた。
    そして、そうやって大事に身体を労りつつ、
    回復と蘇生だけを願って生活していた時のことだ。
    ある日、青天の霹靂のような衝撃がこの身体を走った。

    教会の椅子に座って、牧師さんの話を聴いていた時のことだ。
    突然、電気ショックが左足全体に走り、
    余りの激痛で座っていることも、立っていることもできなくなってしまった。
    本当に、突然のことだった。
    何が起こっているのか、自分の身体なのに全く見当もつかなかった。

    車に乗せられ、後部座席の床にうずくまって、医者の所へ。
    椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛だった。
    その原因は、回復して来たことで安心した私は、
    前日に4キロ以上のウォーキングをした。
    調子がよかったので、やれると想ったのだろう。
    しかし、身体は、まだその負荷には耐えられない状況だった。
    実は、手術後の寝たきりと、その後の平穏な生活で、
    私の腹筋と背筋とは、すっかりと弱っていたのだった。

    それなのに、私はロングを歩いた。
    つまり、私のこの重い身体を支えていたのは、
    背骨だけの力だったのだ。
    その上体の重い力に耐えかねて、椎間板がはみ出した。
    そのはみ出した部分が坐骨神経に当たって、激痛なのだそうだ。

    それから1カ月間は、地獄の苦しみ、寝たきりだった。
    その後は、杖をついての生活が始まった。
    こう考えると、本当にここ数年は、私は身体のトラブルを抱え、
    実に実に不自由な生活を強いられてきたのだった。
    しかし、全ては、私自身が原因でもあった。
    私は、身体を気遣わず、身体の声を聴かず、身体をなおざりに生きていたからだ。

    つまり、生きる・日々を生活するということは、
    身体が健康であり、不自由なく活動できるという幸せを感じ、感謝することなんだ。
    そのことに、私は激痛と長い長い療養生活と
    回復・蘇生への地道なプロセスの中で、
    やっと気付き、やっと分かったということだった。

    一番大事にしなければならない身体のことを忘れ、
    私は、自分勝手な生き方だけを貫き、何も疑問に思わずに生きて来たのだ。
    その過ちを、身体は自らの痛みと傷とをもって、私にしっかりと教えてくれた。
    そうなんだ。私は、この身体だったんだ。
    そんな当たり前のことが、分からなくなっていたそのつけは、
    私にとってはとてもとても大きなものとして返って来た。

    だから、ヨガなんだ。
    ヨガは、呼吸とこの身体のことを第一に考え、実践している。
    そして、2カ月余り。
    私の身体は、実に見事に変化を遂げた。

    そのことは、いつか書こうと想っている。
    まず、身体のことを第一に考えよう。
    身体の声を聴こう。
    身体と対話しよう。
    自分の身体を慈しもう。

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