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from: クマドンさん
2018/07/12 09:23:44
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ビバ「おたっしゃトリオ」
大人だなぁ。
さてさて、「おたっしゃトリオ」のコンサートだった。
シルバーホテルのラウンジでのピアノトリオの夜。
田中さんのピアノ。若林さんのドラム。五十嵐さんのベース。
よくぞこの三人でトリオを組んでくれたと、感謝、感謝だった。
好きで、好きでたまらないから、追っかけをやっている。
田中さんには、SHINでソロコンサートまでお願いしている。
何だかねぇ。このトリオのjazzには本当に酔っぱらった。
大人って何だろうかと、ふと考えた。
平均年齢は60歳を越えているはず。
歳だけではなく、この人たちの醸し出す雰囲気に、
何ともダンディーで繊細で、ちょいワルな大人の男を感じてしまう。
できる人たちだ。それも相当な腕前の人たちだ。
でも、肩の力を抜いている。
まずまずぼちぼちと、自分たちで演奏を楽しんでいる。
その力の入れ方、抜き方加減が大人なんだなぁ。
お互いの想いや感じ方を知り合っている大人同士。
ここは、あなた。
ここは、私。
そんな想いのやりとり、キャッチボールが温かい。
絶妙なそのやりとりが、やっぱり大人なんだと感動だった。
美しいメロディーだった。
みんなそれぞれの楽器で歌を歌っている。
その歌い方がまたまたセクシーで、深みがあり、しっとりとしている。
歌を歌う。その歌心に酔ってしまう。
そうくるか。こう歌うか。
その音にいつしか惹きこまれ、夢を見ているような気分にさせる。
その味は、やっぱりスコッチウイスキーだな。
大人の味わいは深い深いスコッチの樽の味だ。
時を忘れて聴き入っている私。
どうしてこんなに深くそのjazzの世界に魅了されるのか。
一緒のテーブルで聴いていたさとうさんが、
「面白いね」と、言っていた。
何だかね。確かに、このトリオは、面白いんだな。
気ままに、気楽に、遊び心で、さっと行く。すっと流れる。
これでもか、これでもかでもなく、
まぁ、こんなところですがねぇと、笑っていたりする。
それなのに、本気であっても、本気をみせない。
さらっとやっているような本気で歌う。
そこのところが、何とも言えず、大人なんだな。
ああ生きたいものだ。
できる大人にはならなくてはいけない。
しかし、できることをひけらかす大人にはなりたくはない。
できることを、見えないように、感じられないようにする。
さらっと、すごいことをやってのける。
その後、あっはっはっと笑っている。
その自由さがなかなかのダンディーだった。
最近、大人たちに、
「俺が、俺が」の人たちが増えたような気がしている。
歳をとったから、頑固にはなるだろうけど、
それもほどほどにしてもらいたいと想うこともある。
「いいよ」「そんなもんだよ」「いい加減でやろて」とは、
なかなか真面目な人には通じない。
無理をしない。やれないことはやらない。辛くなることは引き受けない。
そんなことで生きている私。
そしたら、このトリオの皆さんだった。
嬉しかったし、感動でもあった。
音楽は、人が歌うものだ。
その人がどんな人であるかは、その音楽と同じ人であるはずだ。
何ともダンディーで、繊細で、ちょいワルな親父たち。
いつまでもいつまでも「おたっしゃ」で演奏を続けてもらいたい。
このトリオの90歳の演奏を聴くまでは、
私は、死なないとここで誓う。-
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