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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2018/10/25 05:05:30

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    夢で会いましょう

    夕方、猛烈な睡魔に襲われる。
    座ったまま、すとんと眠りに落ちてしまうこともある。
    身体の疲れも慢性的に残っている。
    さてさて、50代前半の頃はどんなだったのか、
    この身体の状態からは、想像できない身体となっている。

    夕食を食べる。酒を飲む。テレビを観る。
    気付いたらそのまま、座ったまま眠っている。
    メガネを足元に落としたまま、
    ふらふらと自室に戻り布団に入っての爆睡だ。

    ところが、12時過ぎには、目が覚める。
    浅い眠りなのだろうか。
    目覚まし時計で時刻を確かめて、また眠る。
    次に1時半に目が覚める。
    1時間余りだけ休んだようだ。
    トイレに立つ。そして、眠れなくともと、また布団に入る。
    そして、2時過ぎにまた目が覚める。
    焦らないことにした。
    そのまま目を閉じる。

    不思議なことだが、夢の物語がまたそこから始まる。
    はっきりとは想い出すことはできないが、
    その間、私はある一連の物語の世界に生きている。
    色や匂いや味があったかどうかは定かではないが、
    確かに彼と出会い、あの子と出会い、会話を交わした。

    「ここですか・・・」という奇想天外な世界ではあるが、
    私にとっても彼にとってもそのことは、
    日々の日常・当たり前のことのようで、
    何も不可思議には感じられない。

    私は、眼を閉じて、またうつらうつらとしている内に、
    その物語の続きの世界に居るようだ。
    身体はここに、この布団の中で温んでいる。
    身体は確かにここにあるが、
    私の精神か魂かは分からないが、
    この身体を遊離して、気付いたらその物語を体験している。
    そんな感じだ。

    しかし、「ああ、こっちに来たなあ」とは、想わないようだ。
    ごくごく自然に、そこで会話を交わしている。
    そこで起きる出来事にも違和感を感じない。
    確かに、予想を超えた不思議な物語の展開だが、
    「これも、ありだな」と、私は納得しながら、話の筋を進めている。

    夢を自分で創作している時があると、感ずる人もいると想う。
    「こうなると面白いな」
    「次は、こうなるかもだな」と、創造しつつ、
    その物語がそのようにして展開をする。
    最近は、職場の関係者が多く、物語に登場する。
    やはり、これは、私が創作した物語なのだろうか。

    しかし、目覚めた瞬間、物語の体験を実感する。
    ほんの瞬時のことだが、
    確かにほんのついさっきまで、私はそこに居たとの実感だ。
    それは、空想であり、想像であるものではない。
    その物語は、身体がこうして起きている間も、
    私と接する。私の傍らの。どこかで存在し、今も物語られている物語だ。

    きっと、私の身体がこの世から消えた時、
    私がずっとずっとそこで生きる世界なのだと、そんな感じだ。

    「ああ、私は、消えないんだな」
    「きっと、私は、こうして夢で生きるようにして、この物語を生きるんだな」
    「眠るとは、想起であり、身体から魂が遊離する訓練なんだな」

    こうして、毎晩、うつらうつらと年寄りの眠りを続け、
    寝不足のままに、こうして「親父たちよ」を書いていることで、
    私は、現と夢と、生者と死者の世界とを、
    何だか毎夜毎夜、行き来していることを感じている。

    だから、亡くなった父や母とも、そこでは当たり前に会えるし、語り合える。
    夢を見るとは、あちらの世界を旅をする楽しみであったのだなぁ。

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