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from: クマドンさん
2019/02/28 05:20:39
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95歳・85歳
95歳の叔母が、月曜日に倒れて、緊急入院だ。
肺炎を起こし、心臓も腎臓も不全になっている。
予断を許さない状態での入院だった。
長男と次男とは、他県で生活している。
叔母は、独りであの大きな家で生活していた。
人には頼らない。
自分でできることは、自分でやる。
本当に気丈に生きて来た叔母だった。
頑固で一徹。
だから、私なんかのアドバイスは、いらない。聴かない。
それでも、ある年からケアマネージャーと繋がり、
ヘルパーさんの助けを受けるようになった。
しかし、ヘルパーさんが来る日に、
頼むべき仕事をみんな独りでやってしまう。
そんな叔母も、最近は弱っていた。
私たちが訪れると、以前は、玄関の外まで見送りに出てくれた。
今は、日常生活を四つん這いになっての異動のため、
玄関での挨拶となった。
生活は、台所と寝室だけ。
買い物はどうしていたのかと、何だか可哀想になってしまった。
叔母が倒れていたのを発見したのは、
心配して偶然近くに用事に来たケアマネさんだった。
玄関の鍵が開いていて不審に思い、声をかけても返事はなかった。
家に入って台所に行って驚いた。
そこに叔母はうつ伏せに倒れ、声をかけても反応が微弱だ。
金曜日には、具合が悪いから医者に行くと、ケアマネさんに電話した。
そして、土日に倒れて、そのままだったのかも知れない。
どんな想いで、そこにうずくまっていたことか。
助けを求めても家には家族は誰も居ない。
連絡しようにも、電話は遠く、連絡の手段は無い。
身体は全く動けず、灯油も切れて、寒さの中だ。
それでも、施設には入らないと、拒否をする。
いや、元気で丈夫なために、
介護認定が、要支援だった。
つまり、叔母は介護保険で経済的な支援を得られない立場でもあった。
しかし、トイレまでたどり着けず、何度も下着を濡らした。
もうかなぁ・・・と少し観念した。
そして、再び介護認定を受けようと言う手筈を整えていてこれだった。
人は、本当に明日をも分からない。
叔母は、昨日はベッドでぐっすりと眠っていた。
さて、これからどうするか。
私が言えることは、決して家族では介護をしないことだった。
今、ここでの恩情や優しさ、世間体を考えて、
施設に入れずに、自分が世話すると決断すれば、
一緒に暮らしたその日から、修羅場が待っているからだった。
介護には、土日祝日は無い。
介護には、一日中気や身体が休まる時は無い。
介護には、大切な家族に対して感情的になり、それが憎しみに変わることもある。
長男と次男と私とで、今後のことを相談した。
叔母のことを可哀想だと想う次男は、決断をしなかった。
何とか叔母を前のような暮らしに戻したいと思っていた。
そのことは無理なのだと知っていても、そうしてやりたい。
その気持ちも、私がそうだったから、十二分に察せられる。
しかし、ここでの恩情と優しさが、続かないことも、私はよく分かっている。
さて、どうするか。
本日は、85歳の義母がペースメーカーを入れるための心臓の手術をする。
生きるとは、こういうことなのか。
義母も体力が弱っているので心配している。
ただ只管、手術の成功と術後の回復とを祈るのみだ。-
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