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from: クマドンさん
2019/03/20 05:37:08
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休酒は身体に良くないのでは・・・
昨日から喉が何だかひりひりと痛い。
これは、風邪の症状ではないか。
少しだけ身体も怠く感ずる。
帰って来たから床屋に行った。
髪が短くなり、すーすーしているせいなのか。
やっぱり休酒のせいなのか。
酒を飲まない翌日の朝なのに、何だか体調不良を感じている。
飲まないことで、飲まない時の過ごし方を再発見した。
とにかく飲んだ月曜日は使い物にならない状態だった。
テレビで「鶴ベエの家族で乾杯」を観ていたはずだが、
途中で記憶がまだらだった。
部屋に行って音楽を聴いていたはずだが、
途中で爆睡してしまい、気付いたら11時を過ぎていた。
そんな生活が、20年以上続いていた。
飲まない日がなかったので、
それが私の日々の当たり前だった。
ところが、飲まない日が出来、何をしたらよいのか、
実に手持ちぶたさの有様だった。
まず、酒のことを思い出さないことだ。
時には、「飲んだら身体に悪い、悪い」と言い聞かせる。
晩飯までの時間が長く感じられる。
走ればよいのだが、まだその気が起きない。
風呂に入って気分転換をする。
晩飯を食べる。ご飯を食べる。
ご飯を食べたら、飲むことはできないう自分なりの炭水化物の法則だ。
次に、部屋に行き、何をするでもなくぼーっとしている。
すると、部屋や机上の乱雑振りに気付く。
時間はたっぷりあるのだからと、片づける、掃除をする。
探し物をする。
机の引き出しの中を全部出して、整理する。
たっぷりたまったほこりを、きれいに水拭きをする。
こうした日常的な整理・整頓ができる時間は呑兵衛には存在しなかった。
次に、大切な書の師匠からいただいた落款を探した。
実は、書棚に置いておいた落款がいつからか消えてしまい、
見当たらなくなっていた。
子どもたちの記念にと書いた色紙に朱が欲しかった。
そして、探したら、どこにもなかった。
「ああ、これは書棚の後ろに落ちたのに違いない。」
手を入れて探したら、師匠からの懐かしい暑中見舞いが出て来た。
そして、懐中電灯を照らすと、あった、あった。
書棚と壁との間に、途中で小さな箱が引っかかって止まっていた。
さてさて、この太い腕ては届かない。
どうしたものかと考えて、長い棒を持ちだして、それでひっかけた。
少しずつ上に上げて、最後はやっとゲットできた。
嬉しかったな。
探し物と久々の再会だった。
そして、ふと、ふと想った。
蒲水先生、どうしているかな・・・、と。
養護老人ホームに入ってから、もう10年以上たっただろうか。
突然の脳梗塞で右腕と足とが不自由になり、
口もよく回らず喋れなくなってしまった。
先生は、書家だった。
私は、先生に可愛がってもらい、書の手ほどきを受けていた。
その深い深い恩のある先生のことを、すっかり忘れていた。
見舞いにも3年以上行っていない。
不義理も在り、先生を怒らせてしまったために、敷居が高くなったこともある。
もう80歳に近いのではないか。
「行かねば、ならない」
この探し物のおかげで、先生から「クマさん」と呼ばれた気がした。
飲まないことで、蒲水先生からいただいた大事な落款が見つかった。
風が吹けば、桶屋がもうかるかな。
さてさて、やっぱり風邪をひいたようだ。
喉の痛み。肩の辺りの違和感。少しの寒気と少しの怠さだ。
シンさんの言うように、禁酒は身体に悪いようだった。
少なくともこのクマには、善くない気が、この実験から感じている。-
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