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from: クマドンさん
2019/03/26 05:35:31
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やりたいことをやる時間に
酒を飲まない日を作ってなら、何か身体に変化があっただろうか。
劇的な変化を期待しつつも、それなりに何事も無く日々を送っている私。
しかし、大きな変化は、「酒を飲みたい」ではなく、
「今日は、飲まないことにする」と、自分に言えるようになったこと。
これは、大きな人生のターニングポイントだ。
日々行っていることは、一つのルーテーンとして当たり前になっている。
その内に、そうすることが自然の成り行きで、
そうでなくなってしまうことへの違和感と抵抗感とを感ずるものだ。
私にとっての酒とは、まさにそれだった。
帰って来たら、「まんぷく」の録画を観ながら缶ビールだった。
夕飯までの時間お腹がすくので、おかき・ナッツ類のおつまみを食べる。
その発泡酒には、角瓶のウイスキーを垂らす。
そうやってクラフトビールの味にして飲んでいた。
ビールが無くなると、ワインをグラスに注ぐ。
それをちびりちびりと味わいながら飲んでいる。
妻が帰宅し、7時には夕飯だ。
そしたら、日本酒を燗にする。
「鶴齢」であったり、「麒麟山」であったり、「〆張り鶴」であったりだ。
テレビを観ながら、料理を食べながら、話しながら、酒を飲む。
その内に、私は、いつの間にか眠くなる。
いつものパターンで、座ったまま、爆睡に入る。
それだけの、日々の、人生だったと、今は、思う。
さて、飲まなかったら。
昨日は何年振りかの、夕方のランだった。
身体が重く、足は昔の様には全く機能せず、息もしこたま苦しかった。
走っては、歩き。歩いては、走る。その繰り返し。
4キロを30分をとうに超えたタイムだった。
かってはここを20分間で走っていた。
「一年かけて、元に戻ろう」と、自分のことを慰めた。
今夜の送別会の余興で、私はギターを弾くことになった。
20年ぶりくらいのギターだった。
「さくら」を12名の女性の歌に合わせて伴奏をする。
ヒョンなことから楽譜を渡され、「クマさん、やって」となってしまった。
そう言われて断る理由も無く、引き受けたのが先週の木曜日だ。
簡単なコードすらも、おさらい直してのトライだった。
昨夜、ギターの名手である我が長男に弟子入りした。
難しいコードを簡単な指使いに直してもらい、
コードの進行をスムーズに調整してもらった。
親子でギター談義ができるとは、何とも嬉しいことだった。
彼も、61歳の父親が本気で挑戦している姿を黙って見てくれていた。
眠る前には、ほんの数ページであっても本を読める。
そんな時間が、呑兵衛・酔っぱらいには無くなっていたのだった。
つまり、ルーテーンで生きている人は、
そのルーテーンが当たり前の為に、
そのルーテーンによって、何も疑問を持たずに、
日々をそのまんま過ごすことになっている。
それは、それでいいのだが、時には、それを見直す、変えてみる。
そんなことから、何か新たな自分自身の生活が見えて来る。
私が、休酒をして体得したことは、そんなことの実感だった。
私は、酒で失ったことは、肝臓の健康だけではなかったということだ。
つまり、私は、大事なたった一回の、限りのある人生の時間を、
相当ロスをしていたということだった。
「酒を飲み。酒に飲まれた」私の人生だ。
しかし、いつも前向きに考える。
これからの人生にとっては、この休酒の気付きは、
とてもとても大きかったと言えることだ。
私は、そのことに気付かないまま、60代を生きたら、
そう長くは生きられなかったのではないかと、思っている。
そして、失ってしまったその時間を後悔していたかもしれない。
やりたいことがあったら、酒を飲まずに、その時間を作ることだ。
また、ギターを再開する。
キーボードの稽古もしよう。書道も始めよう。歌も歌おう。本も読もう。
童話を書こう。ランをしよう。ヨガをしよう。筋トレをしよう。
飲まなければ、これができる。
さぁ、どうする。クマさん。-
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