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from: クマドンさん
2019/06/16 05:58:39
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200回記念登山
昨日は、山賊会200回記念登山だった。
朝、電車で金塚駅まで行った。
そこでOさんに車に乗せてもらい、駐車場に向かった。
懐かしく、ご無沙汰のメンバーだった。
私は、生き死にの手術のおかげで、山にはブランクがある。
だから、昨年度あたりから徐々に低山での参加となっている。
小屋でめいめいが持ち寄ったごっつぉうだった。
いつもいつもすまないなぁを感ずる。
ただただ私は、その手作りの美味をご馳走になるたせけだ。
「クマさん」と呼ばれ、「隊長さん」とも呼ばれる。
どれだけの山をみんなとご一緒したことか。
7名の女性と2名の男性だ。
平均年齢はNさんの歳だから、70歳にはなっただろうか。
とにかく元気で、エネルギッシュで、バリバリと生きている皆さんだ。
「日々新たなり」を実践している人たちだ。
合唱団に入って歌っている人。
お茶の表千家の師匠である人。
百名山を踏破した人。
現役で今でもお仕事を続けている人。
バラを美しく咲かせている人。
山の登山道の整備をする人。
生きるとは、「楽しむ」こと。
やりたいことがあったら、どんどんやること。
一つのことをこつこつと続けること。
「まさか」があってもへこたれぬこと。
いつもおおらかに、なんてことないと、乗り切って行くこと。
人としての生き方の師匠たちは、
やっぱりいつもいつまでも輝いて生きているの実感だった。
歳をとらなくては、分からない。
こうした人生の楽しみ方は、やっぱり苦節何十年、
その自分の苦労の多い人生から学ばせられた知恵だった。
その知恵があるから、先輩たちは明るく生きる。
私は、10時から菊水一番搾りを2本も飲んだ。
まさに酩酊状態だった。
山では、酒を飲むものと決めている。
だから、電車で向かった。
しかし、いつも最後は居眠りで終わる。
そのことがいつもいつも残念に感ずる。
しかし、懲りない男だ。
29年間の「山賊会」だった。
スイスには全員の参加だった。
カナダへも彼女たちは出かけ、男組はニュージーランドだった。
山があったからの人生の楽しみ。
みんなみんな山のおかげとただただ感謝だ。
しかし、独りだったら、とうてい山登りは続かなかった。
それがこうして続けられたのは、
実は、やっぱり村上のY夫妻が事務局を続けてくれたおかげさまだ。
誰かが中心になって動かなくては、会は運営できないものだ。
そのリーダーの存在があったから、
今でもこうして会は続けられている。
公式記録200回目の登山も、やっぱりご夫妻のおかけさまと感謝だ。
私にとっては、この人生、平坦なものでなく、
まったく様々な試練と、様々な挫折と、様々な病だった。
それは、私の家族もそうだった。
「どうして私だけが・・・」と、嘆くことは幾度もあった。
それでも、こうして今、ここを生きている。
それは、本当は「私だけでなく、みんなもそうなんだ」という、
何だか言葉では言えない教え・学びのおかげさまのような気がしている。
介護のこと。家族のこと。病のこと。夫婦のこと。仕事のこと。退職のこと。
みんなそれぞれ道は違っていても、その道を歩いている。
歩いて来た。
それは、辛くて、もう駄目だと泣くこともあったと思う。
誰にも言えない痛み・苦しみもあったと思う。
それに耐えて生きているから、山頂の喜びでもある。
「山がある」そのことでどれだけ救われたことだろう。
「私だけでない」そのことでどれだけ励まされたことだろう。
山で共に生活するから。山でその人そのものとなるから。
山で本音の人になるから。
私たちは、その人を深く深く知っている。
何も言わなくとも、気持ちが通ずる。感じる。分かる。
そんな仲間がここにいる。
今から、誰かとそれを積み上げようとしても無理なことだ。
ここまで苦節29年間だ。
みんな29年前は、若かった。現役だった。
その29年間で培われたものは、ここに在る。
それを全く新たな人たちとこれから造ることは不可能なことだ。
人生は一回だ。
その一回の道程を共に歩めた。御同行そのものだった。
そのことは、きっと人生では稀有な至福ではないだろうか。
あの山。この山。武勇伝と思い出は尽きないものだ。
しかし、そのことが不思議に過ぎ去った過去のことではないように感じられる。
「ああ、あれね。あったあった」と、まるでさっきの出来事のように笑って語れる。
そのことを深く深くで共有できる仲間は、この人たちだと私は酩酊しながら感じた。
独り独り全く違う人生を歩んで来たはずなのだが、
同じ登山道を歩き続けてきたのではないかと、ふと思った。
山に登る。
そのことと、一回きりの人生を生きるは、
同じことではなかったのかと、今は、感じる。
「もし、みんなが山に登っていなかったとしたら」
その人生は、今、ここのような人生であっただろうか。
「山賊会」ありがたい仲間たちだな。-
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