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from: クマドンさん
2019/08/31 07:07:34
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嘘が事実に、事実が嘘に
さてさて、今週はずっと寝不足が続いていた。
それは、夕食後にせっせと仕事をしていたからだ。
何とかこの土曜日に間に合わせないといけない仕事だ。
そうなると、普段休眠中のエンジンも全快となる。
人は、いろいろなことを想う。
私は、ひとそれぞれの想いがあることを当たり前としている。
だから、他人がどう想おうとも、どう考えようとも、
「ああ、そんなんだ」と、通り過ぎる。
しかし、その人の中にこんなことを考える人も居る。
「私がこう思っているのに、どうしてあなたはこう思わないのか」
つまり、自分が思ったことは、相手も思うと当たり前のように信じている人だ。
もっと困る人は、私に何も教えてくれないのに、
「私が思った通りにどうしてしてくれないのですか?」と突然言われて、
「?」と、開いた口がふさがらないこともある。
いつも自分が優先。自分だけ。
違った考えや、やり方を認めない。許せない。
その人たちからの被害・攻撃を、鈍感な私は受けることが多い。
こんな人も居る。
何年間も自分がそこの組織のドンであった人だ。
「何であいつは、新しく来たばかりなのに発言するんだ」
「あいつは意見だと言いながら、何で俺のことを批判するんだ」
「生意気な野郎だな。ちっと、こらしめてやれ」だった。
体操協会にも、ボクシング協会にも、アメフト協会でも話題になった、
あの体質だ。
必ず、そのドンの周りには、ドンのご機嫌を伺う取り巻きがいる。
その取り巻きの中でも上下関係をつけて、厳しい統制だ。
そんな体質に対して、「もっとこうしたらどうですか」
「このままでは、いけません」と怖れを知らずに言った人は、
次からは、もうその体質の輪からは追い出される。
そして、怪文書が流れる。
「今回追い出された野郎は、こんなにひどいことをした野郎だ」と、嘘八百。
私も、何度かそうした被害にあったことがある。
「へぇ、こんなこと平気でする人もいるんだなぁ」の驚きだった。
しかし、いつもこの話には続きがあった。
「そうか、そんなにあいつはひどい奴だったのか」と、信じてしまう人たちだ。
まぁ、ドンたちは、巧妙だから、
その何も事情を知らない人たちに、
そのでっちあげた嘘を信じさせる言い方とタイミングを知っている。
だから、本当にそうやって追い出された人は、浮かばれない。
私も未だに沈んだままだ。
さてさて、今週せっせと作っていた資料は、
ある組織でばらまかれている捏造された嘘の怪文書を論破するための文書だった。
あちらこちらの会の長に、この文書はばらまかれた。
「私は、ある人からひどい攻撃を受けています」
「私は、この組織の不正を暴きたかっただけです」
「ここで不当なことが行われていることに対して抗議しただけです」
「しかし、ここのドンは、私のことを追い出そうとしています」
「この哀れな被害者である私のことを助けてください」
という怪文書を同じく、この長たちのトップの理事会にまで送り届けた。
さてさて、この詐欺師は、どうやったら、この長と理事たちとを騙せるか知っている。
事実を知っている私には、これが全て嘘八百であることはよく分かる。
「よくまぁ、こんな事実と全く反対の嘘を平気で書けるものだ」との、
驚きと腹立たしさだ。
しかし、遠く離れた場所で、ここで起って来た事実を知らず、
ただ、この同じような内容の文書だけを何度も何度も読ませ続けられると、
いつの間にか、この嘘が、あたかも事実と思われるようになってしまうのだ。
そうなると、つまり、みんながこの嘘を事実だと信じてしまうと、
「まてよ、本当は、この文書を送っている本人が悪なのではないか」と、
少しでもそう感じた人がいたとしても、
「これは、おかしい」と、言えなくなってしまうのも事実だった。
みんなが信じていることに同調することが、御身を助けることになるからだ。
あえて火中の栗は拾わず。
見て見ぬふりをする。だな。
この話って、何かの話に似ていないだろうか。
そうだ「おれおれ詐欺」と同じなんだの気付きだった。
相手は独り。その独りに何人も違った立場の人から同じ偽情報が次々とやって来る。
その事情を知っている人に確かめればいいのに、相手はその隙を与えない。
その内に、「何とか困っている息子を助けるために」と、
何百万円も入ったカバンを、やって来た見ず知らずの人に渡す。
詐欺とは、嘘であることを、あたかも本当であると相手に信じさせることだ。
しかし、既に、遅しだ。
何とみんなこの怪文書を送られた長と理事とは、
その嘘八百のでっちあげを、
信じて疑わないという状況に陥ってしまったのだ。
「ああ、真面目な人ほど騙されやすい」これは、本当だったの嘆きだ。
だから、私が本当の事実だけを書き記した文書をその人たちに送ったとしても、
その文書こそ、真っ赤な嘘のでっちあげの文書であると思われるだけなんだな。
とほほ、情けないが、それが事実だ。
ここでは、嘘が事実となり、事実が嘘となっている。
しかし、この話で、本当に怖いのは、
薄々怪文書が嘘だと感じている人たちだ。
この人たちは、トップたちが認めて信じているこの文書に異を唱える勇気は無い。
いや、そんなことをしてトップから睨まれることを恐れる。
ここで攻撃されている誰かを、庇う必要はないない。
この誰ががどうなろうと知ったことはない。
明日のおまんま。トップのご機嫌。来年度の人事人事。
だから、嘘が事実となり、事実が嘘となって、そのまま闇の中に葬り去られる。
森友はどうなったのか。
ボクシング協会は、体操協会は、〇〇協会の問題は、どうなったのか。
皆忘れて、闇の中だ。
さてさて、事実はいかに。
意図的に作為的に作られた嘘の陰に隠されている事実を、
いったい誰が見通す知恵と胆力があるものか、
今は、その英断を待つばかりだ。
そういう人も、この世の中には居て欲しいものだ。-
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