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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2019/09/27 05:52:11

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    二番出汁の人となる

    毎日4~5時間の睡眠だった。
    これでは寝不足になめのは当たり前だ。
    早起きは習慣だから仕方ない。
    その分、早く眠ればいいのだが・・・。

    今週は二回、夕食を食べながら眠ってしまった。
    酒を飲み、ラグビーを観ていたはずなのに、
    気が付いたら11時だった。
    メガネが足元に堕ちていることがある。
    妻も長男も眠ってしまった。
    独りここでとりのこされた酔っぱらい親父かな。

    おかげで今朝は、1時間の寝坊だった。
    それでも、長男を起こし、この朝日だった。
    「朝日には、救われた。」なつの爺さんの泰樹さんの言葉だ。
    「なつは、その朝日を描いてくれた。」
    そうだった。夕日も好きだが、朝日もいいなぁ。
    子の言葉を聴き、あのアニメの朝日のシーンを観て、
    私も、この朝日に励まされて、生かされていることを知った。

    5時26分。長男が出勤する。頑張っているなぁとリスペクトだ。
    さっき起こされたばかりなのに。
    いつもは起きている人なのに。
    彼も身体の疲れがMaxになっているようだった。
    彼もきっとこの朝日に励まされて生かされている人だろう。

    「二番だし」の話があった。
    だいを二回とることで味はいっそう深まり、こくができる。
    「人生も二番だしだね」と、朝美さんが笑って言っていた。
    私は、「なつぞら」を観ながら、よく声を出して号泣している。
    ビールを飲みながら、独りで観ているからだけではなく、
    何だかこの脚本家の書く台詞が、
    私の奥深くの魂を震わせるからだと思っている。

    「私もそう想う」
    「生きるとはそうなんだ」と、
    私が忘れていても、魂はずっとそうであるその真実を、
    その台詞と言う言葉で表された時、
    はっとして、魂が動ずる。目覚める。歓喜する。

    そうなんだ。
    一番だしの人は、きっと頭で考える人で、人目を気にして生きている人だ。
    人から善く思われたい。人から褒められたい。認められたい。
    そのことを生きることの真ん中にしている人たちは、
    きっと一番だしの人たちだ。

    しかし、二番だしの人たちは、そこから一歩先に進む。
    いや、そこを脱して、まさにさなぎが蝶になるように、
    全く質的に違う者へと変身する人だ。
    一番だしの人は、自分中心の生き方の人。自力の人だ。

    二番だしの人は、どんどん自分が薄くなり、他力の人になる。
    その味の違いは、食べてみたらすぐに分かる。
    こくや、うまみや、味わいや、二番だしは染み入るように深い、深い。
    私が「美味しかったです」と言わずに、
    「深いね」と言って賛辞する味とは、やっぱり本当に深い味に対してだった。

    つまり、人も60歳を越えたなら、二番出汁の人にならねばならぬということだ。
    そのためには、一番出汁で満足をしてはならない。
    この一番出汁を基本として、全く違った深味のある味へと進化させることだ。
    その進化・成長を遂げた人だけ、
    二番出汁の人として、その生涯を全うできる人となる。

    なつたち兄弟姉妹は、幼い時に「浮浪児」となった。
    その時、既に独自の「二番出汁」への人生が始まっていた。
    その二番出汁とは、「干拓精神」のことだった。
    自分の人生は、自分の想いで切り拓いていく。
    まだ誰も歩いていないこの原野に自分だけの道を切り開く。
    そのことを自分の生き方と決めたなつたちは、
    ずいぶん深い深い味の二番出汁になった。

    北海道に移住して、開拓を志した友がいる。
    私は、いつもこの友となつとが重なって見える。
    彼女もきっとなつと同じように自分だけの道を切り拓こうと奮闘努力中だ。
    今、この新潟での生活を捨てて、その地に移住した。
    一番出汁をベースに、今は独自の二番出汁を熟成している。

    私は、なつや、泰樹さんや、天洋さんたちに感ずるように、
    その彼女の開拓精神を応援したいと思っている。
    「がんばれ、Hさん」と、なつの父親のような気持ちでいる。

    私は、ここで、二番出汁の人になる。

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