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from: クマドンさん
2019/11/10 08:00:36
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余生を楽しく生きるには
昨日から、妻と実家のお母さんとお姉さんは、赤倉温泉だ。
一泊二日。
今日も天気がいいので、旅を楽しんで帰って来ると思う。
ということは、私と長男の二人が我が家だ。
さすがに、減量を誓った日に、飲みに行くわけにもいかず、
夕食は冷蔵庫の中のありものを調理して済ませた。
午前中は、疲労感が残り、脳がぼーっと疲れ果てていたので、
北区の合唱の練習に当てた。
ICレコーダーで録音した先回の練習のおさらいだった。
12月22日の本番まで、練習の回数は限られている。
だから、一回一回の練習で、習った曲をものにしなければならない。
楽譜を読めない私。
本当に耳だけが頼りだった。
しかし、合唱をやってもう30年になるだろうか。
途中のブランクはあったが、それでも歌い続けられる環境があった。
そして、よい指導者に恵まれた。
私は、メサイヤが合唱の入門編だったが、
あの大曲から学ばせてもらったことを感謝している。
それは、私のような下手な歌い手を、
辛抱強く教え、鍛え、指導してくれた先生がいたからだった。
62歳になり、歌うことを趣味としている。
そう言える人生であったことも、心からの感謝だった。
同じく現役を終え、再任用したTさんが言っていた。
「クマはいいなぁ。やりたことがたくさんあって」と。
彼は、これといってやりといことが無くて困っていた。
60歳になってから、さてさてと探したところで、
その日からできることは限られていた。
私は、この余生の為に準備して来たことばかりのようだ。
また、ランを始めた。ジムでトレーニングを始めた。
これは20代から私が趣味としてやってきたことだった。
身体を鍛えるのは、山に登るためだった。
この新潟市から見える山はほぼ全部登った。
あの稜線の上に、若かりし頃の私の足跡が残されている。
山に登ったのも20代からだ。
つくづく、山に登り続けてよかったと思っている。
映画もそうだった。
中学生・高校生の頃から、ある意味映画狂だった。
とにかく高校の授業をさぼってでも映画館に行った。
ライフには名画がかかると必ず行った。
だから、映画の脚本家を目指していた時代も私にはあった。
そのおかけで、舞台の脚本を何本か書くことができた。
本は、読んだ。読んだ。
そして、とうとう若松英輔さんに出会い、池田晶子さんに恋をした。
澤木興道さんに叱咤激励され、今は「歎異抄講話」暁烏敏さんだ。
今は、この四人の人の本を何度も何度も読み直している。
私の読書遍歴は、この人たちと出会うための旅であった。
だから、毎朝一時間の寝床での読書を続けている。
そして、合唱だ。
歌うことは、実に奥が深く、はかり知れない高見だった。
鍛錬・修練を怠らない。
こうして家での、車の中での自主練習を続ける。
歌は、いつでも歌える。
場所を選ばない。準備がいらない。ここでできる。それがいい。
そして、コンサートでの発表の場が在る。
ヨガもある。
歳をとったらハードなランやトレーニングより、
ヨガを勧める。
呼吸と身体との一体感だ。
じっくりと鍛える。そのおかげで、身体がリフレッシュする。
そのことを、毎朝のルーテーンとする。
そして、爽快な気持ちと身体で一日を始める。しゃんとする。しゃっとする。
ヨガを初めて一年半となる。
つまり、ここに書いたことは、みな、60歳から始めたことではない。
60歳で離陸するためには、それまでの期間に滑走路を走っている必要がある。
長い長い滑走ならば、離陸は実に軽やかで、スムーズだ。
60歳になった。「よし、離陸だ」は、できない、できない。
それまでいかに生きて来たかで、その離陸は決まる。
何も滑走してこなかったなら、離陸するために、滑走を始めねばならない。
Tさんは言っていた。「やることがないんだよなぁ」と。
そして、それでは「やりたいことがあるか」と言うと、
その「やりたいことが何なのか、分からない」とも言っている。
そんなこんなで、いつの間にか退職して半年がたっていた。
まだ、滑走路も見つけられない状況だった。
私は、先週、月曜日は、花壇を整理してヨガに行った。
火曜日は、小千谷にSさんに会いに行った。
水曜日は、オペラに行った。
木曜日は、北区の合唱練習で帰宅が10時だった。
昨日も、今日も疲れ果てているわけである。
もし、疲れていなかったら、昨日は自転車でアルビの試合を観るはずだった。
今日は、礼拝の後、青陵大学に行く。ヒューマン・ライブラリーだ。
これも、みんな60歳になる前から始めていたこと、かかわっていたことだ。
いつか必ず、現役引退の日がやって来る。
60歳は、すぐそこだ。
60歳になってから始めようと思うと、そこから滑走路を探さねばならない。
その内に、1~2年はあっという間だ。
だから、若いうちに興味・関心のあることには、果敢に挑戦することだ。
そのことが、必ず余生での肥やしとなる。
私がそうだから、私はそう生きて来て善かったと思っている。-
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