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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2020/08/21 06:43:22

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    私たちの海援隊を

    毎週、火曜日か木曜日の夜8時から、
    三重県のHさんと、リモートで対話している。
    私も夕食を早めにすませ、
    ビールやワインを用意してその時刻を待っている。
    彼は自室でハンモックの上で、
    ウイスキーを水割りにして待っている。
    こうした対話ができめようになったのは、
    私たちが二人して、同じような課題を抱えているからだった。

    彼は福祉施設に就職をした。
    結婚を機会に、新潟市から自分の故郷に帰って行ったからだ。
    彼は「福祉士」の資格と「音楽療法士」としてキャリアを持っている。
    しかし、会社は、彼を超多忙な食道に配属をした。
    そして、68歳の女性のチーフの共に、
    日々の弁当づくりや、ランチの料理に勤しんでいる。

    しかし、おかしな話だった。
    彼には障がいをもった人たちを支え、助ける力があり、
    また、多くの心の病をもった人たちのカウンセリングを行い、
    実績とキャリアとを十分積んだ人でもあった。
    だから、そうした施設においては、
    最も大事な利用者と直接かかわる部署にこそ配置されるべきなのに、
    何で、厨房なんだの「問い」だった。

    しかし、話を聴くと、それもまた致し方ないのかと、
    私も納得するように哀しい状況が、そこにはあった。
    それは、主任が主任とは名ばかりで、
    福祉に対する勉強も、経験も、実績も何も無い人が就いているからだった。
    そこへ、他県から有能な職員が採用され、
    それも、無力・無能な自分の部下として配属された。
    そうなると、やっぱり、いじめになることは致し方ないなぁの話だった。

    男の妬みである。
    とにかく彼が現状の課題や困っていることを上げても、
    聴いただけで、何の手立ても行わない。
    また、彼が上げた情報と異なり、
    この主任に有利な情報にすり替わって報告されている。
    自分は暇なので年休を好きな日にとり、三連休を作る。
    なのに、彼には、年休を要求すると渋るそうだ。

    まぁ、その厨房のチーフである叔母ちゃんも、
    なかなか強烈な個性の持ち主で、
    自分の仕事を自分のやりたいようにどんどん進める人だった。
    だから、彼が来る前に何人か辞めていた。
    チーフと、合わないからだった。
    しかし、Hさんは、その人柄と意欲を評価され、
    その難しいチーフとタッグを組んで、日々の業務をそつなくこなしていた。

    しかし、そのことが、尚更、主任には面白くはないようだった。
    だから、時々、会社の上司に泣いて自分の不満を訴えているそうだった。
    自分よりも有能で何でもこにせる部下が来たなら、
    主任としては在り難い話だと思うが、
    やっぱり、その会社での査定・評価を気にする主任は、
    自分が愚かな分、他の査定を下げなければ、
    安心できないということなのだろう。
    いつもの陰口・悪口・あることないこと誹謗中傷の数々だった。

    まぁ、哀れな人だと私も思うが、
    実は、どこの会社や組織でも、
    この手の人たちが居ることは確かだった。
    そして、実は、その手の人たちは、係長や課長など、
    上司でいることも多々ある話だった。
    何故なら、人事権を握っている部長などに、
    取り入ることが上手いからだ。
    自分の実力の評価を得られないのなら、
    相手の評価を落とす。
    または、ある種の情報をこっそりとリークする。
    そして、最敬礼で、いつもいつも忖度を忘れない。

    「半澤直樹」だな。

    既存の組織は、そうした人たちに支配され、束縛されている。
    だから、やのたいことはできない。
    改革の提言は、即座に握りつぶされる。
    会議とは、やらない理由を見つけるためのものになる。
    一部の「固い石」の考え方で、その組織はぎゅうぎゅうに縛り付けられる。
    そして、長年そこに詰めている人たちには、
    そのどうにもならない上司に対する諦めがある。
    余計なことを言って睨まれ、疎まれ、逆恨みされても損なことだ。
    「見ざる。聞かざる。言わざる」でござる。

    だから、新しく入って来た人を、最初の出鼻でがつんくじく。
    それは、会社のためでなく、自己保全のためにだった。
    こんな漫画のようなことは、本当にどこの組織でも行われている。
    この国の政府がまさに、これだ。
    誰も、主任にはものを申さない。損だからだ。
    だから、どんどん愚かなことが行われ続け、
    この愚かさの連鎖が止まらない。
    我が家の長男や次男の世代の借金に回す。馬鹿な話だ。

    しかし、本当に、変わらない。
    改革を叫べば、自腹を切らされる。
    そうやって討ち死にした人たちを見ているから、
    尚更、声を出さない。意見を言うと、主任に対する批判ととらえられる。
    会社の命令に逆らう者とされる。
    「先生の言うことをききなさい」「黙って従いなさい」だな。
    そうした教育の中で優秀だと言われる子を、
    この国は育てようと努力する。
    その結果が、この組織の淀みと、主任の腐敗だ。

    とは言っても、私も、ほんの少し大人になった。
    そうであっても、私も、こうした固い石の主任には、
    「恐れ多くも・・・」と、提言することをやめた。
    それは、全く聴く耳の無いがちがちの岩石が相手だからだ。
    ここで、言ったところで、逆恨みされるだけの提言は、
    私は、言わないことに、心で決めた。

    彼と私との共通理解は、こうした主任がのさばっている組織では、
    私たちが本当にやりたいことは、いつまでも出来ないと言うことの理解だった。
    「こりゃ、だめら」「言うだけ、無駄ら」「聴く耳どころか、憎まれるぜ」
    いつもいつも彼も私も、組織の中では「孤」で生かされる。
    それは、自分の信念や想いを貫くためには、
    私たちが組織の中で生きる立ち位置が、そこしか存在しないからだ。
    孤軍奮闘は、無理だ。無駄だ。もう、やらない。
    そのかわり、その組織の中で、「個」で生きる。
    できる範囲で、私がやりたいことを、ただやるだけ。
    それなら、できる。

    しかし、そうした個の仕事は、全体を最優先する主任には目障りなものだ。
    細かなことにいちいち指導を入れる。
    これを、嫌がらせと言う。
    その指導には、合理的な意味は全くない。
    「そうだから、そうしてください」ただそれだけ。
    「どうしてそうするのか」の問い直しは無い。
    だから、「はい」と言う。

    昨夜の二人の結論は、
    自分たちでやりたいことがあったら、組織内改革ではなく、
    既存の組織を出て、同じ理念や信念を持つ仲間と、
    新たに組織を立ち上げることだった。
    そして、まず初めは、私独りから始めればいいんだだった。

    ここまで書いて来てはっと気付いた。
    これは、坂本龍馬の生き方そのものだった。
    藩政改革を最優先として家老を惨殺した武市半平太は、
    藩の重職に登りつめ、改革しようとして、裏切られ、切腹させられた。
    龍馬はそんなことは分かり切っていたので、脱藩の道を選んだ。
    そして、長崎に渡り「海援隊」ほを作り、貿易に夢を見た。

    龍馬の夢も、暗殺によって道半ばで途絶えたが、
    彼は、その理想を海援隊と言う商社によって実現した。
    「そうだ、私もHさんも、自分たちの海援隊を創るべきなんだ」
    そう想うと、日々の労苦にも耐えられそうだ。

    会議は、何かをやらないための理由を考える場所である。
    だから、まず、誰かが、何かを、始めることが優先なんだ。
    先人たちは、そうやってこの国を造って来てくれたはすだ。

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