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from: クマドンさん
2020/11/20 07:55:35
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本日で、学童保育を退職する
今日で学童保育の仕事が最後になる。
本当に人生とは、どこへ行くものか、分からないものだ。
私は、介護職を目指していたつもりだった。
3月に小学校を再び採食してから、
4月~5月と無職のままいた。
まぁ、妻からは「仕事はどうした」のきつい催促だったが、
それでも、自由にさせてもらった。
しかし、本当にひょんなことから、市報を見て、応募した。
指導員の採用を、年齢制限で断られた後だったので、
これも、いいかと、お願いをした。
初体験の仕事は、まず、仕事を覚えることからだった。
63歳の新人じさだ。
使う方も、使い勝手の悪さをきっと感じたことだろう。
数週間先輩に、Dちゃんがいた。
次男の友達、我が家にサッカーワールドカップを観に来た男子だ。
不思議な縁をその時には、感じた。
女性たちの職場だ。
30代~60代と、母たちがここを職場としていた。
私は、だから、ダジャレと冗談話を封印した。
それから、自分のことを話さないことにした。
そして、とにかく仕事中は寡黙な男に徹した。
あれだけ、賑やかに、同僚や子どもたちを笑かした私を、
ここで全く封印する決意をした。
フロアーのモップ掛け。和室の掃除機がけ。男女トイレ掃除。
その仕事から半日の勤務は始まる。
その後は、ミーティングをして、適時の仕事に取り掛かる。
今は、正月用の掲示物造りだ。
私は、ダルマと鏡餅とコマを画用紙で造った。
その時も、何も語らず、独り黙々とやる。
そんな空気感がこの職場にはあったな。
コロナ禍のために、子どもたちとの触れ合いはご法度だった。
対面で話すことは、禁止されている。
また、勉強は一切教えてはいけない決まりだそうだ。
「先生、ここ、教えて」と、言われて、「どれどれ・・・」と教えると、
私は事務室に呼ばれる。
「クマ先生、ここは、勉強を教えてはいけないところなんです」
そう言われて、私は、目が点になってしまった。
子どもが困っていても、助けない大人が居るのか。
そして、私も、その冷たい大人にここではならなければ、いけないのか。
これが、ここでの仕事の最大の苦痛だった。
子どもと遊べる。子どもと楽しめる。子どもに勉強を教えられる。
そのことを、一切してはいけませんと、しっかりと始動された。
私の心が、どんなに暗くなったか、想像して欲しい。
「何のために、私は、保父さんになったのか」
しかし、親分が、ガンとして、指示と命令だ。
「もし、コロナに感染する子ども職員がいたらどうするのですか」
10月、私が腹痛を訴えたら、
「医者に行って、コロナでないことを証明しなさい」と、
強制的に休みをもらわされた。
ただの、冷えからの、腹痛なのに・・・・・・・・。
この医療費は、誰が、払うのか。
私は、毎日、毎日、そんな環境の中で不全感を感じていた。
だから、何度か改善を求めて提案はしたが、
「誰が、猫に鈴をつけるのか」で、いつの間にかうやむやとなっていた。
ここは、戒厳令の戦時下なのか。
しかし、その私の驚きは、日々の現実として今日まで続いた。
「私が、責任をとる」とは、昔の腹の座った上司の言葉だ。
なかなかこうした管理職にはお目にはかかれなかったが、
かっては、確かに侍のような校長はいたな。
しかし、現在はどうだろうか。
「私は、その責任をとりたくない」
と言って、部下に失敗の責任を押し付ける管理職や、
「私が居る間は、前例を守れ。勝手なことはするな」
と言って、部下の新たな提言・改善案を却下する。
今は、そういう人たちばかりなのではないかなぁと、
かっての首相を思い出して、そう想う。
世の中が閉塞的で、進歩・変化しないのは、
責任をとろうとしない、管理職・上司が多すぎるからではないのか。
「ならば、お前が、やれ」と叱責されそうであるが、
「私は、責任をとれる程の男ではない」ので、絶対に管理職にはならなかった。
だから、管理職になる覚悟のある人たちは、
絶対に責任をとるつもりの人たちだと、私は願っている。
管理職とは、そのために、そこに居るのだろ?
責任をとらない管理職って、存在することが許されるのかね。
でも、その気持ちも、分からないわけではない。
今、マスコミを初め、何か過ちを犯すと、
バッシングに、誹謗中傷の嵐だからだ。
直接関係しない、当事者でない人たちが、ここぞとばかりに攻撃をする。
人権は、いったいどうなっているのだ・・・は、ここではないな。
だから、本当のことは言わない。
嘘をつく。知らぬ存ぜぬで押し通す。あいつが悪いとストレーシープ。
そんな首相を見ていたら、「やっぱり、私も」は、当たり前。
潔く責任をとって辞める大人がいなくなった。
そんな姿を、子どもたちも観ている。
悪い事をしたって、嘘をつき、誤魔化し、言い訳すればそれでいい。
昨日の子どもの名言だ。
「大人は嘘をつく、子どもも嘘をつく」だな。
今、子どもからは、大人はどんな大人として見られているのかだ。
実は、子どもには何も忖度がないから、
大人の本質をずばりと見抜いている。
「この人は、こんな人だ」と言う、子どもの直感はズバリ的中だな。
こんなことを書くつもりで、これを書いたわけではない。
半年に満たなかったが、まずはともあれ、無事に今日で退職だ。
私は、本当は、好きなことをやって生きられるのなら、それもいいと、
思っている。
しかし、そんなことは、現実には難しいことだ。
だから、短期の仕事は、これからも続ける。
仕事を替わることは、一つの仕事に縛られ続けないことは、
それは、それも、生き方の1つだと考えている。
何だか、70年代に教え込まれた価値観を、
そろそろ塗り替えていく時代が来ているのではないだろうか。
今のこの世の中で、幸福に生きるとは、どういう生き方なのか。
今回は、学童保育に居て、そのことを考えていた。-
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