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親父たちよ

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  • from: クマドンさん

    2020/12/09 07:16:23

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    不登校の生徒たち共に生きる

    今朝は、不登校の生徒を受け入れている福岡の立花高等学校。
    その校長の斎藤正人さんの話だった。

    彼は、中学校の教師をしていたときのことだった。
    やはり自分のクラスには不登校の生徒がいた。
    しかし、こんなに素晴らしい学級経営をしているのに、
    学校に来れないのは、彼なんだと、
    不登校の生徒に問題があると、やっぱり勘違いする教師だったと語る。
    毎日、その生徒の家に家庭訪問は、した。
    それは、毎日、この生徒が学校に来られるようにするためだった。
    それは、来たら自分の手柄になるとも、思っての行動だった。

    しかし、この高校に30代の管理職として採用されてから変わった。
    この高校の教師たちは、
    不登校を抜け出さなければならないものとは、考えていなかったからだった。
    彼は、言う。

    「不登校でも、子どもが安心できる学校でありたい」
    「不登校で、何が駄目なんですか」
    「学校を中退しても、就職がうまくいかなくても、幸せになる生き方」
    「登校する子どもたちもがんばっている」
    「それと同じように不登校の子どもたちも頑張っている」
    「いいか、悪いかの問題ではない」
    「しゃぁなくても、いいんだよ」
    「あんたは、あんたのままで、いいんだよ」

    そのために、彼は、いつもその子のことを「思っている」「心配している」を
    サインとして送り続けたと言う。

    「来てほしい」「あなたに会いたい」という気持ちは、伝え続ける。
    「学校に来れないことが駄目ではない」
    「あなたは、今のあなたのままで、それでいいんだ」と本気で伝える。
    それが、大人の役割なんだと、私も考えた。

    「子どもたちに必要なことは、自尊感情や自己肯定感だ」
    「しかし、最も大切なことは、自己有用感だと思う」
    「例えば、あなたが学校に行けなくても、お母さんは幸せよ」
    「そう言われ、信頼されただけで、子どもは有用感を感じられる」
    「だから、どんなことでもできたことを認めてあげたい」

    この高校では、地域の施設を利用して、フリースクールを開設している。
    そこに教員が出向いて授業を行う。
    学校に来れない子は、その施設まで来られたら、それでいいとする。
    「学校の当たり前を、まず破壊することです」
    「そして、次のステップを大人たちは考えようとするけれど」
    「実は、これが全てですでも、いいと思う」
    「大人は、あざとく先のステップに入らせようとする」
    「しかし、無条件で、いまやれていることを、認める。それだけでいい」

    「学校にはサポート教室があり、廊下で授業を受けている子も居る」
    「その子ができたことは、全部その子が達成したことだ」
    「私を校長ちゃんと、呼ぶ子もいる」
    「同じ人間なんだから、同等であっていい」
    「私は、みんなにようがんばっているねと、言うだけ」

    「3年間で卒業できればいい。できなくてもいい」
    「だから、全日制の単位制。日本では珍しい学校だ」
    「何年かかって卒業しても、それはその子の最短距離だ」
    「4年以降の子どもたちのために、3年G組という教室があり学級がある」

    「確かに、卒業・就職という道からは外れる子もいる」
    「しかし、そうやったところで、しんどさを抱えて生きている子もいる」
    「全員が、必ず幸せになるわけではない」
    「だから、しんどく不幸になった子にも、その子に合った選択肢を増やす」
    「両極の価値観を持つ」
    「私は、この子たちの個性に合う求人票を探す」
    「今、社会も画一的なありようから、多様性・個性的に変わりつつある」

    「ある女の子が言っていた。優しさだけでは社会には通用しないと」
    「私は、こんな善い子の優しさが、通用する社会に変えようと思っている」
    「子どもたちは、この社会に出ることを怖がっている」
    「しかし、未成熟であろうとも、それを育ててくれる社会でありたい」

    「95%の卒業率。しかし、まだ卒業できない子どもたちが居る」
    「だからNPO法人を立ち上げ、就労支援のための学校カフェを開いた」
    「ずっと幸せな人生を歩んでもらいたい」
    「失敗しても、寄り添って、励ましてくれる大人がいる」
    「卒業生のフォローも大事な学校の役目と考えている」
    「一度かかわったら、かかわり続けることだ」

    「学校には、保護者達もカウンセリングを受けに来る」
    「それは、大人も未成熟で、失敗することが多いからだ」
    「きつい時はきつといと言う。たまらん時はたまらんと言う」
    「弱くて、いい。それは、大人も同じなんだ」
    「大人も変わらなくていい。大人もそのままでいい」

    「きっとこの子たちが、社会を変えてくれる」
    「この子たちは、光なんだ。社会の光なんだ」
    「生徒たちのよさを理解してくれる協力企業が250社以上ある」
    「不登校でも、よか、よか、です」

    教育は、やっぱり人なんだ。
    私は、斎藤さんの話を聴いて、「それでいい」が、
    とても大事な見方なんだと、改めて思った。
    「有用感」なんだな。
    そして、私は、やはり「承認欲求」なんだとも思っている。

    「そのまんまで、よか、よか」と、
    そう言われたら、きっと私も嬉しくなり、やる気が出るのだと、そう感じた。
    斉藤さんを教師としてもてた生徒さんたちは、幸せなんだな。
    不登校であったから、斎藤先生と出会えたんだ。
    そして、その子たち1人ひとりの優しさと弱さとを、
    斉藤さんは、ちゃんと知っている。
    だから、ずっとずっと応援し続けることを心に決めている。

    さてさて、私はいったい何ができるのかの「問い」だった。

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