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from: クマドンさん
2021/02/12 07:22:09
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他尊感情を忘れずに生きる
介護の話の続きだ。
自分が突然の血尿になり、頭の中が真っ白になったのは一昨日だ。
泌尿器科から直ぐに大病院へ向かった。
検査結果を知るまでは、本当に不安と怖れでいっぱいいっぱいだった。
反面では、仕方ないかとの諦めと、受け入れもあった。
それは、死に向かっては、じたばたしないと、心に決めていたからだ。
こうやって改めて、自分の身体も生命体の壊れ物だと分かると、
やはり、死に向かっての老いと病と身体の不自由は、
我が事なんだと思わされた。
だから、私は、叔母たちの介護のアドバイスをしながら、
いつも私が利用者の立場だったらどうするかを、考えている。
まず、彼女たちは、弱音を吐かない人たちだった。
弱さを言えば、人に迷惑をかれると考えているからだった。
生活の中に困り感が出て来る。
出来ないことが多くなり、忘れることも多くなる。
いつのまにか身の回りが散らかり、整理整頓が出来なくなってしまう。
しかし、自分でそれわ掃除して片づけようという意欲も出ない。
何となく、何もしたくない。やる気が起きない。
いつの間にか万年床で、起きる時刻も遅くなる。
ディサービスの迎えの時刻になっても、支度をするのが面倒だ。
だから、迎えに来ても、「具合が悪いから」と、断ってしまう。
つまり、この反対をすることで、その困り感と鬱とは少し改善される。
まず、ケアマネさんに、相談をする。
介護の専門家のその有能な能力と知識と経験に頼ることだ。
「頼めない」のは、「自分がまだ可愛い」からだ。
「迷惑をかける」は。「自分の現状を見られることが恥ずかしい」からだ。
そのどうでもいいプライドを、まず捨てることだな。
「今は、助けてもらいたい」と、素直にSOSを発信することだ。
次に、家族からのいろいろな注文が出て来る。
それは、本人が困らないで、安心・安全に生活するためだった。
しかし、そのことをことごとく拒否をする。
それは、自分の考え方ややり方にそぐわないと感ずるからだった。
「そんなことはしたくない」「私は、これでいい」の我がままだ。
こんな時は、それを言い出したら、先に進まない。
本当に文句ばっかり言っている間に、時間だけが無駄に過ぎる。
生活の現状は、その間にも刻々と悪化するばかり。
だから、親身になってのアドバイスや、改善へのトライは、受け入れることだ。
「はい、やります。ありがとうこざいます」
叔母が、これだけを言っていたら、こんなに切羽詰まった対応にはならなかった。
もっと身体のきいた、意識のしっかりとした、1年前にこれが出来た。
しかし、「まだ、いい」「今は、やりたくない」「まだ、大丈夫」
本当に叔母は、次女や私からの提案を拒否し続けて来た。
それは、大変な状況を他人には見られたくない配慮だった。
しかし、死んだら、どうしても見られてしまう。
死んでから見られるか、今、ここで見られて片づけてもらうか。
まぁ、その決断ができなかったので、今に至った。
いつも不安感でいっぱいだ。
あれもこれも考えて、夜中に起きて、眠れなくなってしまう。
あれもやらねば、これもやらねばと、思い悩むが、
具体的な行動はせず、外部からの支援の手も断っわり続ける。
ところが、自分の都合のよいことは、どんどん電話で頼む、頼む。
「クマさん、今、来て」と、何度言われて駆けつけたことか。
自分の言うことは、私にきかせる。
私の言うことは、嫌だからと拒否をする。
これは、依存的な性格をそのままで生きて来た彼女の課題だ。
本当は、年老いたら、退職したら、孤・個で生きられる努力が必要なんだ。
自立した生活を意識的にして行こうと思うと、身体も心もしゃんとする。
いつも誰かを頼りにしていると、それだけ弱るのは早くなる。
今回は、その依存的な性格に、私が厳しく立ち向かった。
私だってそうだった。
後、10年で73歳である。
病気や事故で、介護施設のお世話になっているかもしれない。
その時なんだな。みんなに可愛がってもらえる人であるかどうかは。
頑固で、我が侭で、自分勝手なことばかりで、
相手の気持ちを考えず、拒否ばかりしていたら、誰も私の周りには来てくれない。
今から、私は、施設で孤・個で生きることを決めている。
それこそ、家族には迷惑をかけられないからだ。
だから、今は、その日を少しでも遅らせるために健康第一で生活している。
しかし、今回の介護のお世話で、私は、認知症について学んだ。
私も、いつかそうなるかも知れない。
その時は、本当にかかわる人が認知症を理解しているかどうかが、
大きな分かれ目だと感じた。
その人は生きている。魂は、しっかりとしている。
そこに向かって声をかけ、呼びかけることなんだな。
これからも、他尊感情を忘れずに、叔母とは接して行きたいと思っている。-
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