ワタシの家には自慢のイチイがあります。
　この樹は，ワタシの祖父が明治の末期に山から掘り出してきて
庭に植えたものです。掘り出してきた時から大木であったようで
今日まで百年近く風雪に耐えて，勢い良く生き続けてきました。
　剪定したり整枝をしたり庭師泣かせのイチイで，最近は手入れ
をしたことがありませんが，この事が却って樹に負担をかけず長
生きしている事に繋がっているという友人さえいます。
　この自慢のイチイが今冬の大雪に初めて痛めつけられてしまい
ました。それは，積もった雪の重さに絶え切れず枝が何本も折れ
てしまったということです。
　今日，チェーンソーでその枝の整理をしましたが，イチイを愛
でる一層の強い気持ちと，今冬の雪が例外的に多かった事を改め
て感じさせられました。　　　　　　　　　　　　　山羊宮