幼い頃にファンタジー世界から転移して現代日本に。
そして高校生になってから再び別の異世界へ。
慣れたところでまた別の世界って大変ですね。
それほど大変そうに見えないのが凄いわ。
神子扱いされてたし治癒の力を持ってるしで主人公が受けだと信じて疑わなかったんだけど。
普段から女遊び激しめの人に断り辛い縁談が舞い込んできて断るにはその相手より身分が上の人と婚姻するしか！ってなって陛下にアタックするの見てて可哀想に思って可愛いなとも思った結果、お前が嫁としてなら結婚してやろうって提案してみる話。
この段階で「え、神子が嫁じゃないの！？」ってなりました（笑
それでいて途中でやっぱり逆転かと思ったら、そうでもなくて？な感じで最後まで受け攻めどっち！？って思いながら読んでました。
最初は神子受けがいいなって思ったものの、途中からどっちでもいいなと思えたのでどっちでもよかったんですけど。

主人公が攻めでした。
相手っぽいキャラが頼りなかったのでもしかしてと思ったけどね。
まぁこういうのなら主人公攻めでもいいかなぁと。
嫉妬させるために他のやつ抱くとかはどうかと思うけども！
これ主人公が受けだったらめっちゃ嫌だけど、主人公攻めならまだ許せる不思議。
受けも私の好みではなかったんだけど、主人公はチートキャラなんでそこは清々しくて話的には楽しめたかなと。
無暗に人を救ったりせず、気まぐれに気に入ったやつだけ大事にするのもいいと思う。
だからこそ最後の怒涛の死はめっちゃ泣いた・・・。
別に殺されたとかじゃなくても死って悲しいものよね。。

そして叫んだ瞬間我を取り戻した感じで正気に戻ったというか。
こんな場所で婚約破棄とか最低じゃないかってことに気付いてしまい、否定すればまだいけたかもしれないのに動揺のあまり男が好きだって言っちゃって近くにいた友達がノった結果そいつと付き合ってることに。
マーカスの一途な想いが通じて良かったねって話。
主人公は婚約破棄を叫んでしまったライオネルですが。
色々都合よかったマーカスに丸め込まれていってるのが面白かったです。
ライオネル視点だとエッチシーンではマーカスがちょっと命令系で話してたりして俺様感あるんですが、マーカス視点で見るともうあのライオネルと！って感じで荒ぶりまくった結果なのかなと思えてエッチかったです。
１回のエッチシーンが数ページに及ぶエロさよ！

獣人の王様×人の国の平民王子。
戦争で仲直りの証で嫁ぐことに。
世界観的にちゃんと王子は成人していますが、読んでるともっと幼く感じます。
王子として育てられたわけじゃなかったから余計かもしれないけど。
最初は王様と会う機会もほぼなくて、徐々に機会が増えていって惹かれて行くっていうのがいいですね。
ただ王子は惹かれていっても王様が自分に興味を持ってくれてる好かれてるとは思わない。
そりゃ嫁いでだいぶ経ってから会う頻度は増えたもののそれまでは放置だったからそう思っても仕方がない。
王様視点でも最初は本当に興味なくて、会いだしてから惹かれていってますからね。
人間と獣人で結婚に関する考え方が違うところがちょっとすれ違う原因だったんでしょうね。
元気いっぱいの少年が王様を好きになりだしてから、自分に自信がなくなってきて元気がなくなってしまうぐらいに好きなんだなっていうのが伝わってきてよかったです。
番外編では王子のために連れて来られたパティシエの話。
これはこれでありだなって。

魔術を使って治療されたと思ったけど、違ったから何の力なんだろう検証しているうちに身体の関係を持ってしまって子供までできて・・・。
そんなわけで好きとかそういうのないまま子供ができて結婚することに。
きっとお互い好きなんでしょうけど、恋なのかしらと悩むこともないまま結婚しちゃいます。
玲侑からしたら柳弦が自分のことを好いてない可能性など考えてなかったんでしょうけどね。
というか伝わってると思ったんだろうなぁ。
ちょっと言ってることと伝えたいことがすれ違って結婚したみたいなところがあったので。
でも玲侑は柳弦以外には心動かされることはないんですけどね。
読んでる方はそれはわかります。
むしろ柳弦流されてるだけじゃない？大丈夫？ってなります。

魔王×弱小魔物。
なんかこれだけだと魔王が無理矢理感あるけどそういうわけではない。
多少強引かもしれないけど。
弱小魔物のコウモリなエトはたまたま気に入られて魔王が嫌いなわけでもないし、気持ちいいことは好きだしってぐらいの気持ちで一緒にいて。
魔王のジンの方は一目見て気になって、それから一気に好きになってエトのために色々動いたらなんか色々発展して街とか豊かになってそれは別にどうでもよかったんだけど側近からしたら魔王にはもっと伴侶としてふさわしい人がいるだろうとエトを邪険にしたらエト自身が自分が邪魔ならいない方がいいかなーと思って出て行ってしまって、ジンはエトがいるからこそ今まで色々やってきたのに、なぜいなくなって何かをしなければいけないんだってなるぐらいエトが好きです。
ジンからしたら自分に執着心のないエトが悲しくもあるけど、そんな自由なエトも好きっていう複雑なね。
自由で単純なんだけど、バカなわけじゃないエトが可愛かったです。
エトがいなくなってしまって探して再会してから初めてジンがエトに好きだって伝えたら好きなら一緒にいたいよねーって納得する純粋さよ！
ならさっさと想いを伝えてればよかったなって思っちゃいますね。

ちゃんとしたあらすじを読んだ方が内容わかりやすいと思いますがざっくり言うと。
愛した婚約者に婚約破棄されて亡くなった少女の前世の記憶を持つシリル。
かつて少女を婚約破棄した王との接触は避けられない立場で・・・みたいな感じでしょうか。
シリルは少女の記憶を持ってても、混じり合ってるわけではなくて客観的に彼女の人生を知っていてその時の心情や気持ちがわかるという感じで考え方が同じとかそういうことではないです。
シリルは見た目めっちゃ美人だけど、本人は整ってるなってぐらいにしか思ってない。
彼女の記憶がある分素直な子ってわけじゃないけど、良い子ではあります。
婚約破棄した王はとてつもなく後悔して生きています。
少女が亡くなって以降まともに寝ることができないぐらいに。
婚約破棄した王はまだそのときは王子？だったかな。
そのときは平民の女の子に恋した勢いであまり周りのことは考えず突っ走ったうえに婚約者を傷つける最低なやつだったけど、それから１５年償うために王としてひたすら頑張ってきたので許せるかなと。
不眠の王を唯一眠らすことができるのがシリルだったため、徐々に二人の距離は縮まっていきます。

現代で自殺して気が付いたら異世界で天子様だった話。
最初は天子が現れる国の王視点から始まります。
その後も王のアキナ視点多めだけど、徐々にヨータ視点も増えるしその他の視点も増えていきます。
一目見たときからアキナはヨータにメロメロです。
ヨータの方は徐々に惹かれていく感じ。
序盤のアキナすぐ処刑しようとするから大丈夫かこの国って思っちゃいましたね。
不敬罪で処刑はまだわかるけど、ヨータが食べられる料理を作れなかったらシェフ処刑はやり過ぎだろ。
異国の者の舌に合わせて調理するなんてそう簡単にできるわけないし。
基本的にヨータ至上主義なので言うことは全て叶えるぜって感じなんだけど、それが嫉妬対象になるとうまくいきません。
シェフを処刑しなくていいと言ってもシェフを天子様が庇うだなんて・・・！となってしまうし。
なかなか最初は歯車噛み合いませんが、そのうちいい感じのバカップルになります。
とはいえヨータがちょっと捻くれてるところがあるので、アキナが一心不乱にヨータだけを愛してくれていてもいつか飽きてしまうんじゃなかって不安になるんですよね。
周りが知ったらそんなわけないだろってぐらい溺愛してるんですけど。
なにせヨータには自分の良さがわかってないから好きだって言われても自分のどこが？と思ってしまうわけで。
そこに納得できないから好きなのはわかってるけど、どこがいいのか理解できないってなるわけです。
ヨータは非力ではあるけど神の力があるから世界で一番恐れられる存在。
基本的に優しいけど慈悲深いってわけではなく。
他人から見たら十分慈悲深い天子様って思えるんだけど、ヨータからしたら自分が都合の良いように動いてるだけだから、慈悲深いとか言われると違う評価を受けてる気がしてスッキリしないというか。
そんな優しいと思われててそんなヨータのことを好きなんだとしたら本当の自分をアキナが知ったら嫌われてしまうんじゃないだろうかと思ったりして。
実際アキナはどんなヨータでも大好きなんですけどね！
そう言ってくれてるし。
ヨータの本質を理解してるわけではなくても、実際ヨータがやってることはプラスにしかなってないしヨータは異常な良い評価を受けていると思っても結果から見れば当然なわけで。
両想いになってから加速度的にお互いの愛が深まる一方で、愛溢れる作品でした。
ふとしたときに不安になるもののお互いでそれを補いますし。
ややこしい展開とかにならなくて楽しい話でした。
子供ができても１番好きなのはお互いっていうのがいいですね。
しいて言うならユーリの相手がどんな人か見たかったなってぐらい。

仕事を趣味に生きてきたレトが時間を忘れて仕事をしていたら見回りの騎士に出会ってから交流が続き・・・な話。
レトからしたら序盤はアルドがやたら気にかけてくるなぐらいだったけど、アルド視点だとこの時の胸中はなかな荒ぶったでしょうね。
レトはこの段階で初めて会う騎士の人ってだけだけど、アルドからしたら会いたかったあの子なんだから。
あれだけ印象的だった初対面のことをレトが覚えてないのが不思議だったけど、当時のことは強く覚えていてもアルドの雰囲気も見た目も変わってるしでイコールにならなかっただけでした。
もうその時のことを思い出してしまえば、レトがもう迷うことなんてないですね。
アルドにとってレトはもう１０年前から忘れられない人だし、無理矢理では決してないけどぐいぐい行く感じがよかったです。
そうしないとレトとの関係は進まなかったと思うし。
まぁ初対面のときのことを思い出せれば大丈夫だったかもしれないけど。

ドラマＣＤを聞くためにポータブルＣＤプレイヤーを最近買ったわけですが。
前のがどれほど良い性能だったかわかるわ・・・。
イヤホンで聞くには大が大き過ぎて！
だから音量を下げたらほぼ聞こえないの。
ボリューム１でこんなでかいの！？と。
本編よりも音の大きさが気になって集中できない。
イヤホンで音量変えるタイプなら小さくできるんだろうか。