著：榊花月　画：沖銀ジョウ
発売：キャラ文庫
価格：６２０円
http://www.chara-tokuma.jp/
【内容】（公式ＨＰより）
18歳になったらこの家を出て行ってやる!!　6歳で両親を亡くし、遠縁の青年社長・矢祭不惑(やまつりふわく)に引き取られた渉(あゆみ)。
だが不惑は、幼い渉が一生懸命描いた絵を辛辣に批判する傲慢で冷たい男。
――じゃあ何で俺を引き取ったんだよ!?
寂しさと苛立ちを募らせた渉は、些細な口論から家を出ると言い放つ!
その途端「そんなこと絶対に許さない!!」と冷静さを失い、初めて感情を剥き出しにして!?

感想
攻めが冷たい・・・まぁ何か思うところはあるんだろうなっていうのは伝わってきますけどね。
受けの立場だったら傷つくなぁと。
特にたまに出てくる子供の頃の攻めとの記憶が悲しいなと。
高校生相手ならともかく小学生相手ならもっと優しくしてもいいんじゃないかな。
やっと攻め側の気持ちがわかって、なんて不器用な人なんだと思いますね。
あの冷たさで実は傷つきやすいって面倒（笑
受けが素直になってからは良い関係になりましたね。
年下の方が相手の気持ちを察して行動した方がスムーズにいく感じ。
攻めはなかなか妥協する人ではないのでね（苦笑
攻めがいつから恋愛対象として受けのことを好きだったか知りたかったなぁ。
子供の頃から一緒だとそういうのが気になります。
そして受けが素直になってから急展開！
そんなすぐそっちの関係になるの！？って思った（笑
お互い愛の告白とかしてないような。
受けが攻めのことを「好き」って気付いた描写は確かにあったけど、それは好きか嫌いかで言うと好きっていう意味でなだけで恋愛対象としてとは思わなかったので、そういう対象で好きって最後に突然書かれてる感じでびっくりしました。
育ててくれた人でしかも男だから恋愛対象で見るなんてっていう葛藤とかはないですね。
単に矢祭という人のことを自分が好きなわけないっていう気持ちと葛藤してるだけというか。
あらすじの展開に至るまでが長い！
気持ちを通じ合わせた後がもうちょっと長いと嬉しかったなぁ。