あらすじが異世界で猿になって王子の病気を治さなければいけないという内容でして。
猿でどうやって？と思ってＢＬとしてもなかなか想像できなくて読んでなかったんですが、なんとなく読んでみたい気分になって読んでみました。
めっちゃ楽しかったです！
まず猿が可愛い！
中身は人間なので言葉は通じるけど、猿なので喋れはしない。
だから人間側からしたら言葉通じてるんだけど、猿からは身振り手振りのジェスチャーでしか意思疎通ができなくて。
もどかしいけども、その一生懸命に猿が伝えようとしてるのとか、読んで想像できてとても可愛いのです。
そりゃみんなメロメロになるよ！
とはいえ読み終わって振り返ってみれば猿と王子の城でのやりとりは結構少なかった気がする。
それでも猿だから心許すのは人間より圧倒的に早いですね。
あらすじのときはずっと猿なのかと思いましたが、そうではなく夜に人間になれて日々人間の姿になる時間が長くなっていく設定です。
なのでタイムリミットと戦いつつの接触になるのも面白要素ですね。
異世界ものって色々能力持ってたりしますけど、この作品は猿になるというところのみで特に力が目覚めるわけではなありません。
だからこそシェフタリ（主人公）の純粋な魅力が伝わって好かれてるのがいいですね。
基本主人公視点しかないけど、主人公視点でもなぜか周りがシェフタリの魅力に撃ち抜かれてるのはわかります。
本人は気付いてないけど。
まぁ猿に関してはちょっと客観視もできてるから、可愛く思われてるのはわかるみたいですけどね。
最初から最後まで番外編含めて楽しい作品でした！！