異世界転生もの・・・かな。
現世で職失って妻の浮気現場目撃して気が付いたら漫画の中の世界で悪役キャラだったっていう話。
弟の方が漫画の主人公で、兄として弟をイジメてっ流れだったはずなんだけど、自分が悪役だって気付いた時点でそうなるわけもなく。
気が付く前は我儘放題な息子だったはずなんだけど、周りの話知ると結構良い子なような気がして悪役キャラどういう設定？と思ったけど、そんなにここ気にするところではないので問題ない。
川で失踪して森で色々レベルアップしてから別の街で開拓していくのとか面白かったです。
チートだからこそではあるけど、一番利用しているのが怪力っていうところが単純でいいですね。
ド派手な魔法使えるわけじゃなく単純に力っていうのがね。
森を出る前に拾ったリクにめちゃくちゃ懐かれて、リクはリクで自分を拾ってくれたサフィに捨てられまいとするところが健気で可愛いと思うところだけど健気とはまた違う作用が加わってるから素直に可愛いとは思えないけども周りから嫌われてると誤解しているサフィからしたら一番純粋に慕ってくれてる唯一の存在なのでリクに懐かれるのが全然嫌ではないんですよね。
もう１人の攻めのカランは実家の幼少期からの付き合いだけど、カランは慕ってたのにサフィは嫌われてると思ってて。
その誤解は再会して解けるんですが、攻めが２人いるとバチバチにライバルになるか協力するかって感じですが、バチバチからのライバルっていうよくあるやつでした。
で、本来なら漫画で主人公のはずのクリスが３人目の攻めかと思ったら、結局のところ良い弟でしたね。
サフィと同じく転生者でしたが、そんなややこしくなることもなく。
むしろ攻め２人の兄に対する暴走を止めるという素晴らしい役割を果たしてました。
こういうのって押して流されて・・・っていうのが多いからね。
ただこの段階だとまだ年齢が若過ぎるからあまり無理はね・・・。
弟に怒られてる２人も仕方なく怒られているのではなく、素直に聞いているのもよかったです。
自分の欲を満たすことを最優先とせず、サフィの気持ちを自分に向けるのが先だろうと言われてその後からずっと口説き続ける２人が可愛いなと思いました。
正直これぐらいぶつけないとサフィには届かなかっただろうし、クリスの後押しあってこそですね。
なろう小説好きな人なら楽しめるだろう作品ですね。
攻め２人いるのは無理っていう人には向かないけど。