前作の続きというより保護されて入院してからの病院側視点です。
先生からしたら患者は１人だけではないし、ベテランだから新しい患者が一人来たっていうだけだったけど。
話しかけても反応のない霞が、何も聞こえていないわけではないし意思がないわけでもなく、それが初めてわかって伝えてきたことが、自分の不満を訴えることでもなく相手を労わる気持ちが含まれているのを知って向き合い方を改めます。
あれだけ酷い目に遭い続けてきたのになんて魂が穢れてないんだと思ってしまいますね。
竹屋も時間がある限り通い続けて、会えるわけでなくても近況報告だけとかモニターで様子を見るだけでも霞に関われるから来てくれる気持ちが凄いですね。
よくもこれだけ良い子を何年も虐げ続けられたなと思います。
優しさがつまった続編でした。