特に何のきっかけもなく異世界転移したコウは商人に拾われて奴隷という商品として扱われることに。
言葉はわかるものの普通のサラリーマンだったコウは異世界でできそうなことはなくて、このままでは性奴隷や安い奴隷として売られて酷い扱いをされるかもしれないと思って自分に少しでも能力をつけて自分の価値をあげていこうとする話。
異世界転移してくる人がたまにいる世界みたいですが、森でそのまま彷徨って死んでしまったり別に手厚い制度とかもないし、貴重な存在として扱われることもなくチート能力もなかったら生きていくのは絶望的ですね。
アルベリクに拾われたから奴隷になってしまったけれど、酷い扱いするわけでもないし、むしろコウが能力向上するのを手助けしてくれます。
人によっては最初から自分の奴隷として酷く扱われるかもしれなかったと思うとよかったなって思います。
現代日本での知識を活かして何かを作り出すことはできなくてもアイデアとしては役に立ったりしました。
コウも最初は自分の価値を上げて良い人に買ってもらうことを目標としてたけど、だんだんアルベルクの店でずっと働けたらなって思うようになります。
コウはアルベルクが好きだっていう自覚ができたらちゃんと告白します。
アルベルクの方が関係性を濁すと思わなかったなぁ。
コウの方が躊躇うかと思った。
アルベルクがコウを失いたくないって思ってからの告白は紳士でよかったです。
二人共初恋な感じで照れたりするのが可愛かったです。
身体の関係の方が先だったのにね。
どこを好きになったのか話すと照れてしまうのとか初々しい。