姉の代わりに帝国の后妃候補として１人で帝国に来た王子ワカバ。
男では妃になれないけど、妾妃にはなれる可能性あるし、女性をと帝国からの書簡には書かれてなかったからと来たわけです。
王子ではあるけれど小国だし、文化もだいぶ違う国なので色々世間知らずなワカバですが、注意されればシュンとしてしまうけど、きちんと謝ってちゃんと直すし、馬鹿なわけではないです。
その裏のない素直な感じが周りからしたら守ってあげなきゃって思わせるんでしょうね。
ディルクも最初は面白いやつだなっていうところから徐々に惹かれていってたし。
帝国に来て初めてちゃんと対応して色々教えてくれたのがディル区なのでワカバも好感を持ちますが、恋心はもうちょい後に。
ディルクも最初は国に来て慣れないであろうワカバに色々世話を焼きますが、諦め癖がついているので大事なところで身を引いてしまったりしますが、そこは周りが頑張ります。
本編ワカバ視点で、結ばれた後その他視点で本編内容が語られます。
ディルク視点はもちろんのこと意外とユーリウス視点も面白かったなって。
皇太子として自由に動いている思っていたけど、ユーリウスの立場での苦労もあるんだなって。
兄弟仲がちゃんと良さそうでよかったです。