フヨウは親に見放され学校でもいじめを受けていたある日、気が付いたら異世界にいて奴隷として売られることに。
そんなに描写はないけれど、奴隷になってすぐ買われたわけではなくてしばらく奴隷生活したのちの買われます。
そのせいで奴隷として酷く扱われた影響で余計に怯えるようになってしまっていた。
買われた先で大事にはされるものの、性的行為を強制されるので大事にされているということはあまり伝わらなくて。
買った方はかつての想い人に似ていたからってことで大事にしたいと思いつつ叶わなかった行為をフヨウにぶつけてきていて。
だいたいの話では最初に買ってくれた人が本命の攻めだったりするけど、今作では違います。
フヨウにたいしての罪悪感に耐えられなくなってもっとふさわしい人にとフヨウを託すことに。
フヨウとしては性行為は辛かったものの、奴隷として売られていたときのような暴力はなかったのでまだいいかと思ってたところで手放されるからやっぱり自分はいらないんだなって落ち込んでしまって。
一方そこから引き取ることになるアラスターは最愛の人を亡くして失意のどん底の中生きてたけれど、フヨウを一目見て最愛の人と同じ魂だと気付いて。
最初に惹かれたのはアラスターの魂だと気付いたからだけど、その後ちゃんと今のフヨウをフヨウとして受け入れて愛してくれたのが良かったです。
フヨウもアラスターの元で守られるだけの生活ではなく、技術を身に付けて自分を高めて前向きに生きていくことができるようになってよかったなと思いました。
ほぼあらすじの感想になっちゃった。