アルファポリス連載。
オメガの稔はこれまで３人の婚約者にフラれてしまい、幼馴染も結婚するというので自分だけが置いていかれたような気分になって高校卒業後誰にも何も言わずに家出をしてそこで様々な人と交流していくなか一生を添い遂げたいと思える人に出会う話です。
婚約者って言っても親が決めた婚約者なんですけどね。
でも１人目は婚約者の期間が長くて将来この人と結婚するものだと思ってたから、かなり落ち込みます。
運命に出会ってしまったとか、もう好きな人がいるとかそれぞれ婚約がダメになる理由は違いますが、その人が悪い人っていうわけではないので相手を憎むという気持ちにもならず、自分はもう誰にも選ばれないんじゃないかっていう気持ちがだけが積もっていって。
色々相談できるし、婚約者の事情も話している幼馴染とは本当に仲良しだったけど、だからこそその幼馴染が２人が結婚すると自分だけが取り残された気分になってしまうっていうのもわかるなって。
稔失踪後本当に心配してくれてめっちゃ捜してくれてたからそれを見ると本当に申し訳ないことをしたなっていう気分にはなりますね。
でも卒業後明らか自分から出て行ったんだからそんな必死に探さなくてもとも思っちゃったけど。
所持金０とかだったら死ぬかもしれないとか想像してしまうけど、ある程度お金は持ち出してたし。
一穂と出会うのは中盤以降ぐらいかな。
二人とも運命の番とかではないけど、第一印象はいいかな。
特に一穂は稔に一目惚れだし。
稔は一穂がストレートにアプローチしてくるから、それを徐々に受け入れていく感じ。
話数としては長くないけども、じわじわ距離縮めていくのがよかったです。
アピールはするけど、強引じゃないというか。
逃げようと思えば逃げれる距離感で稔に選択肢がちゃんとあるのがいい。