アルファポリス連載。完結済。
父親と義理の母親から愛されず、謹慎を言い渡されたときからベッドから起き上がれないほど体調が悪くなってしまい学園へも通うことができなくて、時折訪ねて来てくれる弟のミゲルだけが癒しだった。
使用人からも相手にされていなかったが、なんとか味方を見つけようとしたことからこの状況を脱することができます。
ミゲルは本当にフラヴィオを慕ってくれていますが、フラヴィオに自分しか味方がいないという状況を手放したくなくてフラヴィオを助けようとはしません。
でも表面上はというかフラヴィオには頑張ってる感出します。
ずっと不遇だったフラヴィオが強面クラメントの後妻になることになりますが、その前から二人は惹かれあっているのがいいですね。
嫁いだ先ではみんなから大事にされて愛されるフラヴィオ。
領地でも歓迎されるし、領民からもクラメントの使用人たちにも慕われます。
辛い状況が長かっただけに溺愛具合が甘ったるく感じず、幸せになってよかったなって思えます。
ちょっと不器用なクラメントが真面目に紳士にフラヴィオに向き合い、一緒にいるだけでもお互い幸せっていうのがいいです。
部屋に数日籠もってたから、フラヴィオを潰してしまうんじゃないかと周りが心配していたら、ただずっと二人寄り添っていただけとかね。
ずっと孤独だったフラヴィオの周りに慕い愛してくれる人がたくさんできて良かったです。
ざまぁもかなりあるので、そういうの好きな人にもおススメですかね。