王の側近ローレンスに降婿させられたリアム。
その判決が下った時に前世の記憶が蘇り、自分が断罪される悪役側婿であることに気付いた。
もうやらかした後なので取り返しはつかないが、同性を好きなわけではないので冷遇されるならその方がいいと思い大人しく婿ライフを過ごすつもりでいた。
一方リアムを仕方なく受け入れたローレンスは嫌ではあったものの結婚したことで、他から結婚をせっつかれることから回避できるからいいかぐらいにしか思っておらず、リアムと関わる気なんてなくて。
リアムは本当に悪いことしたから断罪されたものの、今のリアムはもう前世の記憶を持つノゾムの意識しかないので、評判とは違って穏やかで優しい人物なわけで。
そうなってくると、ローレンスも「あれ？」ってなって少しずつリアムに惹かれていきます。
リアムはローレンスに好意を向けられたら冷遇婿ライフを送れないと思っちゃったりするんですが、読んでる方としては別によくない？と思っちゃいます。
まぁ同性愛者じゃなかったらそりゃ愛されても困るだろうけども。
たぶんローレンスのことを恋愛対象として見ていないってずっとリアムは思ってるけど、自覚してないだけで早い段階で好きになってると思います。
好きでもない同性に抱かれたらもっと嫌悪感とか絶対あるから！
タイトル見て気になった人は楽しめる作品だと思います。