近未来な日本が舞台で外国人よりの顔をしていることで苦労していたセーヤは、努力しやっとの思いで警察官になれたところだった。
任務中自殺しようとしている若者を助けようとして爆発に巻き込まれたと思ったら大怪我をして異世界にいた。
ようやく警察官になり義父にも恩返しできると思っていたのに、異世界に召喚させられたことで絶望したセーヤは荒れて召喚された先では若者の方が救世主扱いでセーヤは巻き込まれた厄介者として追い出される。
鍛えていたこともあり、冒険者としてなんとかやっていけたセーヤだったが、故意に流された悪評のせいで周りからのは嫌な視線を感じる日々。
それは日本でも同じだったがここでは味方してくれる人もいた。
セーヤが王宮に捕えられたときに、会うためだけに命懸けでギルドマスターたちが動いてくれるとは思わなかった。
いや、動いてくれるだろうとは思ったけど、あそこまで本当に命懸けだとは・・・。
よく王宮まで辿り着いたなってぐらいボロボロで。。
あれは王の前でも泣いて駆けつけちゃうよ・・・。
セーヤは戦ってるときは勇ましいし、指示も的確で頼りになるけど、疎まれた環境で育った影響か人との関りは少し臆病です。
新人冒険者を助けて色々指導したので、後々その新人が活躍して名の売れた冒険者になってもセーヤを慕い続けるとかいい関係だなって思いました。
悪評を鵜呑みにしてセーヤを嫌っていた人も、セーヤと接すればその噂が嘘だったことがすぐわかるぐらい優しい人です。
それだけに酷い態度をとったことを後悔しまくることになるわけです（笑
もちろんＢＬなので相手もいるわけですが、内容的にはＢＬより戦闘の方が濃い感じがしました。