受け視点と攻め視点の２話構成。
幼い頃から婚約していた王子に婚約破棄されたオメガのサミュエル。
王子にはたいして会ってもいないし、思い入れは全くなかったものの、行き遅れのオメガになってしまった。
王子の相手になるための教育をしっかり受けていたため教養は身についてたものの、相手はなかなか見つからなくて。
もう選べる立場ではないと、家が名家でも貧しいこともあり、お金を持っている商人に相手を絞って集まるところにいき既成事実でも作ってしまおうと計画するが・・・。
政略結婚することが決まってたからこそ、既成事実からでも！ってなるんでしょうね。
そうじゃなかったら恋愛から入りたいものだけど。
攻めのハリムはサミュエルが自分のことを騙そうと近付いてきてるんじゃないかと疑いつつ、そうであっても自分のものにするってぐらいサミュエルを気に入ります。
サミュエルはヒート誘発剤を作って既成事実を作ろうとしていたものの、騙そうとしていたわけではないです。
まぁハリムからしたら誘発剤持ってるときは「やっぱり・・・」って思ってしまったものの、ハリムの正体を知って近付いたわけではないので騙した形ではないかなぁ。
いきなり身体の関係から入ったわけではなく、お互い第一印象の見た目が良いこともありますが、なにより話していて相性が合ったっていうのが大きいですね。
ハリムの相手として申し分ない教養が会ったのが、王子として婚約してた甲斐があるというものですね。