家で虐げられていたΩのユリアンは冷酷な軍人と言われるロドリックと結婚することになる。
結婚は２年の間で、その後はユリアンを自由にする契約結婚で。
結婚当初家に嫁いできてもロドリックは軍人として忙しく家におらず、ユリアンの弟のせいで悪い噂が世間では流れており、それを信じている使用人に冷遇され小屋に移されてしまう。
でも当初からずっと優しくしてくれるメイドさんもいて。
ついでに庭をうろついてるときに出会ったテトと友達のような関係になってユリアンは楽しく過ごします。
小屋に移されたこともユリアンにとって都合よく、一番大切な存在のマルクスと穏やかな日々を過ごす。
ロドリックが帰ってきたことで小屋から屋敷に移され冷遇してきていた使用人たちは全員追い出され、今度は屋敷でのびのび過ごすように。
ユリアン視点だと穏やかに過ごしていますが、他人から見ると小屋にいるときとかは奥様になんて生活をと思われるかもしれないけど。
ロドリックは冷酷無慈悲だと思われてるけど、そう思われないと軍人として生きていけなかったからっていうのが大きいです。
お互い契約結婚ということでユリアンは気を張ることがないので、使用人やロドリックの弟がロドリックに対してびくびくしてるというか恐れているなかユリアンは軽く接するというか、注意されても流されたりして、そういう扱いがロドリックにとって新鮮で。
徐々に相手に対して過去を話したりして距離が縮まってきます。
恋仲というわけではなくても二人がいい関係になっていくのが良かったです。