著：華藤えれな　画：Dite
発売：ディアプラス文庫
価格：680円+税
https://www.shinshokan.co.jp/comic/978-4-403-52518-6/
【内容】（公式ＨＰより）
一冬だけ人間にしてもらった人狼の沙智。
愛するオレクさまと結ばれなければ、消えてしまう運命だったが......？
チェコが舞台の真実の恋物語

感想
裏表紙のあらすじを読んで即買い。
公式ＨＰのあらすじは短いけど、裏表紙の方はもっと詳しく書いてあります。
沙智は８年前の恩人であるオレクのためにずっと密かにハーブを届け続けていて、たまたま再会した時に成り行きでオレクの甥のベビーシッターを務めることに。
でも人狼である沙智は夜になると耳や尻尾が生えてしまうので屋敷に住み込むとなると隠しきるのは難しいというのもあって一冬だけ人間でそれが過ぎると存在が消えてしまうとしても人間になれることを選択します。
沙智はめっちゃ良い子です。
両親が亡くなってしまったときはさすがに前向きにはなれなかったけど、オレクに出会って救われてからはずっと前向きです。
消えてしまうってなってもそれは沙智からしたらオレクのためならそれはハッピーエンドだと思ってます。
ただひたすらオレクに幸せになってほしいと願ってくれています。
オレクはオレクで８年前に沙智に会ったことで癒されてずっと探してて、再会したときにも沙智のことに気付いてて。
あまりに純粋で無垢な沙智は周りからも浮いてしまうけれど、接しているうちにだんだん沙智に癒されるようになります。
沙智が笑顔でそこにいてくれるだけで周りは幸せに！
そんな沙智にオレクが惹かれないはずもなく。
沙智がいなくなったときにすぐに捜してくれたのがよかったです。
邪魔は入るけども、基本的には登場人物は少ないし、二人共素直なのでこじれることはないです。

自分がオメガだとまだ認められない奏は担当医にすすめられてバーチャルアルファというアプリをやってみることに。
相手はＡＩだからと時間も関係なくメッセージを送って、発情期の愚痴など色々話しても全てちゃんと返してくれるので、徐々にやりとりするのが楽しくなってきます。
いつもより激しい発情期がきて動揺しながらもメッセージを送ったらなぜかＡＩから電話がかかってきて、それから奏は悠吾に恋をしていることに気付いてしまいます。
でも悠吾はＡＩでこの恋が実ることなんて・・・と思っていたら実は悠吾は実際いて。
って書くとネタバレになるんですけど、本当の相手ＡＩだったら恋愛話切な過ぎるからね。
まぁそういうジャンルもあるとは思うけども。
まさか悠吾の方もテスターだったとは思わなかったけれど。
メッセージのやりとりしかしてないときもずっと優しかったけど、実際に会ってからの方が悠吾の優しさというか包容力を感じました。
なによりも奏の気持ちを最優先にっていうのが伝わってきて。
番外編ではアプリ開発側の話。
少しだけですが、悠吾が奏とのやりとりをしている反応が見られてよかったです。

ＢＬＣＤ無事予約できました。
でもアニメイト行くとやっぱり色々見ちゃって、ＢＬ文庫も買っちゃいました。
予期せず特典小説ついてて買ってよかったと思いました。
まだ読んでないからそもそも面白いかはわからないけど。
あらすじ読んで即買いだったわ。
子育てとか獣人系多いですよね。
異世界系とか。
好みなの多いけど、今すぐ買って読みたいってなるとしぶります。
そうしないとめっちゃ買っちゃうからね。
あきらか特典ついてたら買うけども。

今日はアニメイト行こうかなって。
普通にＢＬではないコミックを買うのが目的だけど。
あればＢＬＣＤの予約もしてこようかと。

狼獣人×犬獣人。
セモノアは好きな人が襲われてるときに出くわして助けたものの相手の意識はなく、相手の家にまで運ぼうとしているところで狼獣人のトリストに襲ってる側だと誤解されて噛まれてしまう。
助けたことを誤解されてしまうし、狼獣人に噛まれたことが怖くて引きこもってしまっていたところにトリストが訪ねてきてなぜか介抱される話。
セモノア視点しかないんですが、トリスト視点があったら誤解したことに気付いたときとてつもなく後悔したんだろうなと思いました。
ずっとロマンチックというか自然を装って出会うつもりだったのに、最悪の出会いをしたわけで。
それでもトリストが真面目に看病し続けてくれたからセモノアもトリストが悪い人じゃないと思えたし、トリストが何をしている人が知って好きになれたんだろうなと。

五条より伏黒かなって思ってたけど、pixivのランキングに入っている五虎の二次創作小説を読んでからは五虎の方がいいなって思うようになりました。
五条が先生という立場で最強で最後に虎杖を処刑する役目っていうのが色々おいしいなって。
軽いところもあるけどやっぱり大人だなっていう余裕を感じるところとか逆に大人なのに振り回されたりするのもいいなと思います。

短編です。
朝目が覚めると隣に想い人がいて、明らかに一夜を共にしただろうことは自分の身体でわかってしまったガルダ。
想い人のアーノルドは女好きで、この状態になるまでの記憶はないが、おそらく自分が襲ったんだろうなと判断して謝ろうとするが避けられてしまいそれもできず、一緒の職場だったため仕事を辞め街も離れることにする。
なのになぜかアーノルドは追いかけてきて。
読んでる方としてはアーノルドはガルダのこと好きなのでは？と思うんだけど、そこらへん話合わないからなぁ。
しかもすれ違ったまま終わると思わなかった！

気が付いたら異世界でうさぎになってた話。
外で野うさぎやってたら捕まって食材になるかと思いきや、王子に救われます。
特に色々話しかけてくるわけではないので、うさぎは食材としてもう少し大きくなるのを待ってるのかなって思いつつ優しくされるならいいかと大人しく飼われます。
王子側としては当然助けた時点で食べる気なんてないんですけどね。
短編なので王子視点とかないんですが、あったら凄く可愛く見えてたんだろうなって。
だってうさぎですもの！

神様に創造されて様々な過酷な任務をこなしてきて疲弊して、今までのご褒美に別世界の神様として転生することに。
転生した先の唯一の神っていうわけではなく色々神様がいるうちの１人なんだけど、格が上な存在ですね。
願ったことは恋をしたいっていうことで、相手を見つけてからは愛されたいと思います。
相手の方も一目見たときから気に入ってくれてたんだけど、見た目クールそうなわりに中身が実は照れ屋で無口なためほぼ喋りません。
おかげで今まで好意を向けられたことがあまりないせいで主人公は勘違いしてしまったり。
どんなに辛い目にあっても穢れることなく、ただ傷ついていくっていうのも悲しい。。
なんやかんやでハッピーエンドなんですが、両想いなのにすれ違ってるのが切なくて読んでて泣きそうになりました。
外で読んでたのでこらえたけどね！

短編ですが、２万字とちょっと長め。
中流貴族のオーブリーは卒業間近になって前世の記憶を思い出し、この世界がＢＬゲームの世界で自分が主人公に嫌がらせをする悪役令息の立場なのを知る。
前世を思い出した結果今の記憶がなくなってしまって色々困りもしたが、目下の問題は悪役令息になると死んでしまうのでどうにか回避せねばということ。
ゲーム世界の主人公ジュリアンは主人公ってだけあって受けなのではってあらすじ読んだときは思ったけど、攻めでした。
ゲーム内での攻略対象は王子で、王子側がどっちでもいけるタイプらしい。
王子側が柔軟って珍しいなって思った。
まぁ王子の出番そんなないんですけどね。
王子の婚約者候補になったオーブリーとジュリアン。その他にも候補者はいます。
オーブリーは父親から命令されてジュリアンを候補者から外さなければいけないけど、どうすればいいかわからず焦った結果、オーブリーがジュリアンを誘うような形になってしまって、前からオーブリーのことを気にしていたジュリアンはノってきます。
元から好意的だったのもあるし、オーブリーが思いのほか可愛い感じの反応してくるから余計に可愛く思えるっていうのがよかったです。