アルファの匂いが嫌いな高校生の暁斗はある日初めて良い匂いのアルファの匂いを感じるが電車に乗る一瞬のことで、その匂いの持ち主は誰かわからない。
わからないが忘れることができなくて出来る限り時間を割いて駅でその人を探そうとします。
そしてようやく会えたら何も考えずに突撃してしまって気が付いたら数日経ってたうえに番契約までしてしまっていて。
発情してしまって出会ったとき以外のことはほとんど覚えていなかったので、意識を取り戻したときにパニックになって書置きを残して家に帰ってしまいます。
最初に出会ったときに突撃してしまった分自分が強引に迫ってしまったんじゃないかと不安になってしまってなかなか再会する勇気が持てず。
朋春の方もちょっと買い物に行ってる間に暁斗が帰ってるとは思わないし、名前はわかっても連絡先も知らないしで暁斗が会いに来てくれてよかったって再会したとき優しく対応してくれたのがよかったです。
いきなりお仕置きとかそういうのではなく、発情して意識が飛んでたのは仕方ないし、もう一度最初からちゃんとしようっていうのが良かったです。
朋春は本当に暁斗のことを一番に考えてくれています。
それでいてめっちゃ甘やかしてくれる。
甘やかされ過ぎて、暁斗が本当にこんなにしてもらってていいんだろうかと思ってしまうほどに。
でも無理してるわけじゃなくて、本当に暁斗のためにしたことをしていて朋春はそれで幸せなんです。
その甘々な感じがとても良かったです。

ゲイの弟が兄に男遊びのことを口出しされてイラっときて、なぜか兄と恋人ごっこすることになる話。
なんかざっくりあらすじ書くとなぜそんな展開にって思いますね。
本当に二人共それまではお互いのことをただの兄弟としか思ってません。
ちなみに親による再婚で兄弟になっただけなので義理です。
特別仲が良いわけでも悪いわけでもなく普通な感じ。
勢いで弟の惟人は兄と付き合うことにしたけど、相手は付き合う女性には困ってないノンケなので、兄に負けを認めさすために本気で兄好みの恋人を演じます。
その結果兄は見事に落とされるわけです。
それで惟人もヤバいなと思ってもう自分が負けでもいいから恋人ごっこをやめようとしたけど、兄の柾はもうやめる気はなくなってたっていうね。
お互い兄弟として思ってなかったっていうところからのスタートなのが良かったです。
見事に落とされる兄の様子も、自分が思っている以上に兄の心を掴んでしまった弟っていうのが楽しい。

連載だけど全４話しかありません。
ジュエルは愛されて公爵家に嫁いだと思っていたが、実はレクリエルには愛されてなかったと知ってしまった話。
ジュエルは何一つ悪くありません。
愛されていることに胡坐をかいているわけでも性格が悪いわけでもない。
単にレクリエルが最低だっただけです。
その後真実の愛を知るわけですが、知った時にはすでに遅く・・・。
最低だったレクリエルですが、それからは献身的にジュエルに尽くします。
まぁ当然だけどね！
ジュエルにもその想いは伝わったし。
バッドエンドでもないし、メリバでもないけどハッピーエンドと言えるかは微妙。
でも好きなタイプの話でした。

そりゃハッピーエンドよね！
周りの後押しがあってこそですね。
めっちゃ良い人たちだ・・・。
受けだったらもしかして力を失わないんじゃって思ったけどそんなことはなかったか。
最初は漫画とイメージ違うなって思ったけど、見続けたら気にならなくなってきました。
黒沢カッコイイなって思えるし、安達可愛いなって思えるものよ。

転生したらゲーム世界の悪役ポジションだった話。
ゲームでは後の勇者をイジメてたりしてたけど、前世の記憶ではプレイヤーとして勇者をずっと見てきたからむしろ今目の前にいる後々の勇者を支えたいってなります。
で、幼少期からずっと一緒にいて支援し続けてたらそりゃ懐かれるわけで。
現世のナローエは病弱で長く生きられない予定だったけど、あり過ぎる魔力のせいだったのでそれが克服できればむしろチートな感じ。
領地で静養してるけど、親は子供のナローエをほったらかしにして自由にしてます。
２年に１回ぐらいにしか領地に帰ってこないから会わないし、帰ってくるのも別に子供に会いに来ているわけではない。
でも最低限教師とかつけてくれたのはよかったです。
なのでそこで学んだことを活かしたり、前世の知識を活かして自分の小遣いで領地を繁栄させようとかします。
なんだかんだナローエとオースティンは両想いでもだもだするかなと思いきや結構早くちゃんとぶつかりあって想いを伝えられたのは良かったですね。
両親共にナローエは見放されたのだと思ったけれど、父親は仕事上領地に留まって子供の傍にいるということが不可能だったようですね。
だから少なくともお金には困らないように渡していたはずなのにそれがナローエにいくことはなく・・・。
母親が悪かったんだなぁ。
仕事だから仕方ないにしてもあのままだったらナローエは死んでいたんだから、もっと気にしてほしかったですね。
ナローエの状況に気付いてからはすぐに行動してくれたのは良かったです。

行軍中に騎士アーセルが高熱で食べ物が喉を通らなくなってしまって、なんとかしようと思った従軍僧侶のルースがミルクを与えると無事に取り入れることができた。
それからもアーセルにミルクを求められるが実はそのミルクはルースの母乳で・・・。
僧侶と言っても戦闘もできる僧侶なので弱々しいとか守られる存在ではないです。
でもずっと母乳のことで悩んでいたルースは本当のことを打ち明けても引かないしむしろ色々調べて対策を教えてくれたりするアーセルがいい人だなって思います。
美味しいって言ってくれたし、なぜかミルクを飲んでからはアーセルは力が漲っているみたいだし、普段は絞って捨てているミルクもアーセルなら欲しいのではないかと思って持って行ったりします。
アーセルはアーセルでミルクのおかげで乗り切れたし、悩んでいるルースを助けてあげたいから普段からもルースの存在を気にするようになったり。
ルースは吸われたら昂るし、アーセルもミルクを飲んだら昂るので自然とエロ展開に。
その展開が好みで良かったです！
お互い本当に下心なく相手のためを思って行動しているうちにエロいことしてしまってるのが楽しかったです。
どんどん欲求が高まっていってお互いを求めるのが止まらないけども、決して自分勝手に突っ走らないで相手のことを想ってるのがとても良かったです！

リス獣人のリックがいざ冬眠にというときに家が火事で何もかも失ってしまう。
ショックを受けているリックを見た消防士の１人が同僚を紹介してくれて、その人の家に冬眠期間中お世話になることに。
実際会うまでは自分と同じぐらいの獣人を想像していただけにディビスがクマ獣人でちょっとビビるけども、口数は少なくともとても優しい人で家の居心地も良くすぐに馴染みます。
冬眠で意識がはっきりしてない中二人が一緒にいるのが一番居心地が良いというのを自然に感じて引き寄せらるように一緒に寝てたりするのが読んでいてほんわかしました。
リックはお世話になる立場ということもありちょっとあわあわしていることが多いけど、そんなリックに対していつも耳を傾けてくれて受け止めて、ストレートに気持ちをぶつけてくれるディビス。
リックに告白したものの返事を聞く前に冬眠開けに出かけてしまって、帰ってきたらよくない返事を聞かされると思って、リックから逃げてしまうディビスがいつも紳士に対応してくれるだけに意外で。
それでリックがいない間寂しいからってリスのぬいぐるみをベッドに代わりに寝かしてるのとかなにそれ可愛い！
読んでいて心が温かくなる作品です。

短編です。
若い頃やんちゃしまくって、初めて本当に好きな人ができてその人に信じてもらえなくて、相手の前から姿を消す話。
元から自分の素行の悪さを話していたにもかかわらず信じてもらえなかったら悲しいですね。
言ってなかったらいきなり責められても仕方ないけども。

短編。
思春期に抜き合いっこをしていたとき、理玖が出す瞬間に「出していいよ」って言うのが定番になってしまってそれから普通に学校卒業して社会人になって、そのうち抜きあいしてたことなんて忘れていたある日。
理玖が訪ねてきて久々の再会を果たしたが、理玖からてつに「出していいよ」って言われないと射精できなくなったという衝撃の告白をされて・・・。
女性と付き合ってセックスしても自分は出すことはできなくて、もしかしたら男相手ならって男を試しても相手に「出していいよ」って言ってもらっても自分は射精できなくて悩んだ末に訪ねてきたらしい。
そして思い悩んだ結果自分が射精管理されるなら、てつに対しても・・・って滅茶苦茶なこと言いだして手を出される話です。
ずっと片想いしてたわけじゃないけど、身体から支配された感ありますね。
いくら友達でも抜き合いしてもそこまで管理されてしまうほど洗脳はされないだろうし。
攻めからの無理矢理ではありますが、思春期に調子に乗って発言してたてつの自業自得感もあるし、数年我慢した理玖が凄いと思うので可哀想とは思わなかったです。
まるくおさまったと思うし！

もう漫画で読んでないところに突入してるので、原作通りなのか忠実なのかわからないけども。
力に頼ってたら力を失くしたときどうしようって思っちゃいますね。
まだあるなら考えなくてもいい気もするけど。
素直に力のこと話せたのはいいけど、別れちゃうの！？
てっきり体の関係を持つのはとか思ったけど、そもそもの関係性すらも・・・。