死のうと思った山で謎の生き物を助けて死んだなって思って気が付いたら異世界で男に抱かれている最中だった。
死にかけているところを助けるために抱いていたわけですが、男にモテるというか襲われそうになったりするのが嫌だったのも絶望の１つなので、そんな望が男に抱かれてたらショックなわけで。
抱いていた雷音に放っておいてくれって言っても、そしたら死んでしまうって言われて、いや死にたいから別にいいってなるのを何回かします。
雷音からしたらやっと出会えた唯一のツガイ！ってなっても望はわからないから強引な雷音のことをすぐに好きにはなれません。
他の龍とは結構すぐ仲良くやってるんですけどね。
まぁ雷音も身体からの関係じゃなければよかったかもしれないけど。
でも結局は許してしまうし好きになるんだから、望にツガイの感覚はなくても運命なのかなって。
他の龍も色で覚えやすいし、みんなそれぞれいいキャラなので好きになれました。
赤龍王スピンオフでは、望と同じ日本の大学生がメイン。
朔也が山登りをしていたら朱赫と出会って、ツガイだと気が付いてお持ち帰りしちゃいます。
望主人公のときは結構常識人な感じしたけど、ツガイを前にすると龍は昂ってしまうのかもしれませんね。
とはいえ雷音みたいな無茶はしないけども。
望は元の世界に未練はなかったけど、朔也は家族いるし大学にも通ってるしで朱赫に惹かれている自覚はあってもすぐに嫁ぐ展開にはならなくて一度帰ってしまいます。
そういうのを素直に待てるのが大人な感じしていいですよね。
余裕ある感じが素敵だなって思います。
それでいて側にいたい気持ちは伝わってくるし。
朔也視点だと望が子供っぽく見えますね。
望より朔也の方が年上だけど、望は社会人で朔也は大学生なんだけど精神年齢が実年齢同様年上感あります。
朔也からしたら異世界でも望がいることで受け入れやすかったところもあると思う。
受け攻めどちら視点もありますし、ややこしい展開にはならないのでさくさく読み進められて気軽に読める作品でした。

魔法がある世界だけど、科学技術が進歩して攻撃系の魔法のみが護衛として重宝されています。
治癒魔法に特化していたセナの家は科学の力に押されて没落貴族になってしまった。
攻撃系魔法のラーフの家は有力貴族でラーフはセナに幼い頃からぞっこんだけど、セナには伝わってません。
告白して初めて意識してくれるようになるけど、その前からラーフのこと特別ではあったんですよ。
貴族としての差がついてしまって、ラーフの隣に自分が傍にいるのはダメなんじゃないかと思ってしまう。
でようやく付き合うまでいかなくとも良い感じになったときにラーフが他の女とやってるところを見てしまいます。
幼少期からずっとセナが好きでセナだけが大事だったけど、昂った欲の発散はプロに任せてたラーフ。
だからそれが浮気とかそういうのでは全くもってないのです。
ないけれども両想いになってから手を出せないのはツラかろうともう第三者で発散しちゃダメだよ！
これきっかけでセナが自分の気持ちに気付いたのはよかったけれど。
どんなにセナへの想いが強くても決して無理矢理手を出したりしないラーフは素敵だと思います。
体から落とそうとしないのはいいなって。

五悠。
まともな恋愛をしたことがなかった五条に悠仁がお試し期限付きで恋人ごっこして恋愛の楽しさを教えようとする話。
元々悠仁は五条のことが好きだったんだけど、提案したときは純粋に悟浄にちゃんとした恋愛してほしいなって思って提案してみただけでした。
悠仁自身が付き合ったことないのに楽しさをわかってもらいたいってできるの凄いですよね。
単純に二人の相性良い感じするからずっと一緒にいて苦痛に思わないから居心地よくて手放せなくなりそうだなって。
お互いにね。

前世の記憶でこの世界が乙女ゲームの世界と同じだということに気付いたシリス。
でも自分は主人公の立場でもなければ攻略対象というわけでもなくただのモブ。
だがこのままゲームと同じルートを主人公が（いたとして）辿れば攻略相手によっては戦が起きるかもしれない。
モブの立場からでも、それをなんとか避けられないかと頑張ろうとする話。
モブだから攻略対象とは絡むことはないはずなのに、なぜかエメラルドに学園で出会ったときから告白されます。
結果友達になりますけど。
というか攻略対象とまんべんなく会って友達になってる印象。
シリスが普通に良い子ですしね。
エメラルドはシリスに会った時からずっと一途に想ってくれています。
ヒロインに会うまでもなかったね。

前編後編２話で４万字越え。
事故死したけど神様に提案されて別の世界で試練ありきで転生することに。
気が付いたら異世界で人形になって売りに出されてて。
店主にちゃんと話しかけて大事にしてと言われたのに人形を買ったヴァルドは人形を相手にすることに戸惑ってしまって買ってしばらく放置してしまう。
放置された人形のレンは動けないし話せなくても心の中はいつも人間の時と同様に見て思考したりしてたんだけど、放置されたことでどんどん意識まで・・・。
店主に怒られてヴァルドはやっとレンに話しかけてくれるしちゃんと接してくれるようになる。
レンは人形なので話しかけられても言葉で返すことはできないけど、心の中ではちゃんと返事をしています。
それが可愛いなって。
人形としてのレンをヴァルドが優しく接してくれればくれるほど少しずつ、ヴァルド不在の間動けるようにもなったりして。
それで人形から人間になれる話なのかなって思うけど、そこからまた違う展開に。
レンは人形でも人間の心のままなので、ヴァルドに返事してたり物事を観察したり色々考えてるので読んでいてレンが明るい子なのがわかるだけに、ヴァルドに相手されていないときにどんどん本当の人形のように感情を失っていくのが悲しかった。。
ちゃんとハッピーエンドです！

作者さんが説明で書いてる通り「とんでもねえあほエロ作品」なので、エロいの苦手な方は読まない方がいいし、ストーリー性とか求めたい人にはオススメできません。
でも頭からっぽにしてエロいのが見たいっていう人にはいいと思います。
本番はなしです。口でするだけ。
主人公の頭は一体どうなってるのと思わずにはいられないけど深く考えてはいけない。
とんでもない世界観で頭からっぽにして楽しめました。

主人公のアーシェルは悪役令息ポジションですが、本人は転生でもなんでもない。
裏で国を牛耳っている家に生まれたものの、本人は悪役という感じもありません。
実はとあるゲームの世界と同じなんですが、それを知るのはゲームの主人公のみ。
この作品の主人公は悪役令息なので知るよしもなく。
強制力というのはゲームでいうナレーションや心の中の声が頭に響いてくるみたいに流れてきて、みんなそれに流されてしまいます。
自分の意思とはちょっと違っても相手を憎むようになったりしてしまう。
でもアーシェルはその声が聞こえてきてもなんか幻聴が聞こえるなって思うだけで無視して影響を受けることはありません。
なので周りが強制力に勝てなくても、アーシェルが自由に動き回ったことで強制力の言うことが事実とあまりに違う場合抗うことができるようになるキャラが増えていきます。
そして本来のゲームとは全く違う展開に。
アーシェルは悪役ではないけれど、ちゃんと家の仕事もしているので、いざってときはカッコ良く決めるのがカッコイイです。
それ以外のときは甘いもの大好きな少年です。
デザートにしか興味なかったアーシェルが恋をしたのが意外に思えて、だからこそ楽しめましたね。
二人が結ばれてから更新止まったので、一旦終わったのかと思ったけど更新再開してからは毎日２回更新とかだったので追いかけるの大変になっちゃった。
結ばれてからだからイチャイチャな話が続くのかと思いきや。
それからの二人はすれ違うこともなくずっと想い合ってるんですが、事件が色々起こりましてその話が大半です。
アーシェルは巻き込まれてるだけに思えてたけど、それは全てアーシェルにとって必要だったんだなって。
アーシェルを救うためにどれだけの人が動いたんだろうというよりは、一族がアーシェルを救う気持ちを受け継ぎ続けるのが素敵でした。
会うこともない子孫のためになぜそこまでと思ったけど、終盤の父親視点を見てなんとしてでもっていう先祖の気持ちがわかりましたね。
色々終わって帰ってきたアーシェルとテオドアを父親が抱きしめるシーン大好きです！
何もかも終わってからの二人のその後も見れてよかったです。

途中までのタイトルは「王子だけど引きこもってたら有能侍従が世話焼きに来た」でした。
エリオットは幼い頃に王宮で襲われたことが原因で他人との接触にトラウマをもってしまうことに。
王宮に居続けることもできず、はからいで公爵家として１人暮らしをしていたら王宮からの使者として侍従が来て王宮の式典への誘いだったので即断ったら、ＯＫするまで侍従として身の回りの世話を勝手にしだして。
最初は丁寧に接してきてたものの、唐突に口汚くなって、せっかく侍従になったのにエリオットを連れて行かないと降格させられるから絶対連れていく宣言されてしまい、なんだかんだエリオットも過ごしやすくなっていくからそのまま侍従として通ってくるのを拒否はしません。
どうやら侍従のバッシュはエリオットが王子ということを知らないらしく、だからこそ罵ってきたりしたんでしょうけど公爵相手でもダメだと思うけどね！
でもエリオットのトラウマのことを話すと無理矢理連れて行かそうなんて気持ちはなくなったみたいでそういうところはまともでしたね。
エリオットの初恋の相手が実はそのバッシュだったわけですが、幼かった当時は女の子だと思っていたし、しかも自分にとっては大切な思い出でもバッシュにとってはどういう会話をしたかもいまいち覚えてないぐらいの記憶しかなくて。
男女の勘違いとか、今と昔の育ち方の違いも衝撃だったでしょうけど、なにより花を育てるきっかけになった言葉をバッシュが覚えていないっていう方がショックだったかもしれないなって。
こういうのだとどちらも幼少期に出会ったことを印象的に覚えてるパターンの方が多いのでね。
エリオットは幼少期の思い出だけでなく今のバッシュのこともちゃんと好きです。
再び同一人物に恋をしたエリオットが今までずっと引きこもっていたのに、バッシュのためにと外に出て行く決意をするのがよかったです。
この瞬間に惹かれたっていう決定的瞬間はなかった気がするけど、それでもエリオットがこの決断ができるぐらい好きなんだなっていうのがわかって。
元々バッシュはエリオットの兄である王太子付き侍従なので、王宮に行くと侍従は新しい人が付くんですけど、通いで来てたときより接点はなくなったものの、バッシュがずっとエリオットのことを気遣い続けていたんだなっていうのがわかります。
大きな問題が解決して恋はどう動くのかしらと思ったら、告白以前に攫って行くのが意外な展開でした。
お互い結構やるって決めたらガッツリ動くところがカッコイイですね。

人間と魔族の停戦契約のために魔国に嫁ぐことになった王子の話。
王子のエターシャが天然な感じで可愛かったです。
可愛い系でないけど、面白いやつだなって思えるというか。
てっきり魔王に嫁いだのかと思ったけど、魔族の王族ならだれでもよかったようでお相手は宰相です。
エターシャはやんちゃ系ではないんだけど、１人にしておいたら暇だからって色々引き起こすから魔王の執務室に檻を作られてそこに入れられて監視されています。
全然重苦しい話じゃなくて、人間のエターシャの天然な感じに魔王が振り回されてるというかツッコミ役にまわっているのが面白かったです。
宰相のブラッドもエターシャだけを愛してくれているだろうなってわかるのがよかった。

アニメイトへ行ってきたけれど、毒を～は売り切れでした。
そりゃあね！
残念ではあるけれど、発売日からまだ残っててもそれはそれで悲しい気もするし。
入荷数知らないからなんとも言えないけども。
めっちゃ多く入荷する作品と２冊ぐらいしか入荷しない入手激ムズのやつとの差が激しいからなぁ。
特典あったか知らないけど、再入荷したらもう本しか手に入らないだろうし、そうなったらどこで買ってもいいな。
とりあえず手に入れば！