圧倒的な魔術の力で恐れられていたサミュエルは余命宣告を受けて、最後に自分を嫌いな王子に嫌がらせとして死んで惜しくなる存在になろうと良い人を装っていくことにする。
今まで他人に対して酷い態度を取っていたし、他人のために魔術を使うことなんてなかったのに、魔力を食う病の痛みから逃れるために魔力を使い切ろうと片っ端から人助けして聖人とまで呼ばれたりして。
王子の方の過去が結構悲惨だったけど、その過程を経てなぜあんな感じのキャラなんだろうと思ったら、サミュエルのせいか。
せいかっていうかおかげ？というべきか。
とんでもないところでサミュエルが名前間違えてびっくりした。
中盤までの聖人として周りにチヤホヤされ出したあたりが一番楽しかったです。
最後らへんなんか想像と全然違う展開になってびっくり。

なんか新しいの読みたいなって思って色々ムーンライトノベルズ読み始めたんだけど。
でも違うなってなって途中でやめるっていうのを繰り返してます。
少ししか進んでないやつはそのまま読み続けようって思える内容だったんだけど、長いやつは数話読んで趣味じゃないなってなって。
高望みしてるところもあるんだろうけど。

王様が正妃や側妃を抱き潰すことで苦情が出て、抱かれる側にまわる話。
もう世継ぎ問題がないなら、相手が女性じゃなくてもいいですもんね。
とはいえこの作品は抱かれる側になるわけですけど。
抱くことで発散するのが難しいなら立場を変えてみるのもありかなってことなんだろうか。
あと宰相が狙ってたからか。

コンビニバイト初日に優しい先輩が指導してくれてそのままもっと仲良くなっちゃう話。
主人公は無表情だけど心の中騒がしい系です。
先輩はよく笑わずに接してくれてたなって思う。
バイト終わったらもう笑ってたけど。
指導中こらえるの大変よ。

団長のルキウスが好奇心で入れてしまったものを副団長のファルコがとってあげる話。
最初お互い恋愛感情はなかったでいいのかな。
ファルコ視点ですすみます。
中盤まで呆れながらも助けるって感じから、一気に高まって抱いちゃいます。
最終的には付き合うとまではいかなかったけど、時間の問題な気がする。
真面目なルキウスがっていうのがいいですね！

五悠で花吐き病。
悠仁が花吐き病になってしまう話。
両片想い状態の二人です。
五条めっちゃアピールしてくれてるけどね！
相手が自分のこと好きかもってなかなか同性同士だと思えないもんね。
花吐き病もの好きなので楽しめました。

あらすじをギュってするとタイトル通りです。
前世の方が治癒魔法とかは上位だったようですね。
それならチートできそうな気もするけど、勇者ではない彼方は平穏に生きていけたらそれでいいので派手なことはしません。
目立とうとしているわけではないけど、売られた喧嘩は無視しようとして結果煽っちゃうタイプのようで波風は結構立ちます。
本人は大人しくしてても絡まれたら言い返すんでね。
前世の記憶があるのでやろうと思えば貴族らしい対応もできるけど、そういう対応をしないといけない場面がないからしてないですね。
礼儀を尽くす相手だと思わなければ彼方はしないので。
自分のことを異世界で引き受けてくれたジルたちには恩を感じてるから敬語を使おうとしたけど逆に断られたので丁寧に接する場面はないです。
一緒に召喚されたクラスメイトの勇者にも興味がなければ、絡んでくる騎士たちにも興味はないので態度は冷たいですが、自分に良くしてくれるジルたちにはできる限りのことはしようとしますし、真面目に与えられた仕事もこなしています。
そういう真面目なところは好きですね。
もっと上手いこと絡んでくるやつを受け流せばいいのにと思いもするけど、日本では学生でしたし子供っぽいところも仕方ないのかなって。
前世の記憶はあってもかっちりあるわけじゃなく夢で徐々に進んでいって思い出してる感じだし。
内容の濃さ的には前世の話の方が濃い気がする。
もっと今での話も広がるのかと思ったけど、旅前で終わっちゃって残念。
これで終わるの！？って思っちゃった。
ただ彼方のいかに異世界に召喚されて戦いを強要されることが理不尽かっていうのが、王族に伝わったのはよかったです。
それだけでも彼方も召喚された意味があってよかったかなって。
彼方からしたらジルとも出会えたから良かったですけどね。
彼方を受け入れた先がジルたち以外で嫌々対応されてたら彼方はめっちゃ荒れただろうなぁ。

千早は自分がΩであるせいで引き取られた家の家庭を壊してしまったことから自分は幸せになってはいけないと思っている。
その引き取られた先では幼少期は弟として可愛がって懐いてくれていた葵も思春期になってからはΩの千早に冷たく接してきて今では一緒に住んでいないものの呼び出しては雑用をやらせたり扱いが酷いです。
千早がコンビニバイトしているときに客だった高斗がたまたまΩのつがいを探していて、形だけでもということで契約することに。
高斗はノンケなのでΩの千早に手を出す気はなく、つがいも紙で契約したのみでその事実があればそれでよかった。
が、ヒートのときに接触したせいで高斗は千早に対して性的な興奮を抱いてしまい距離をおいてしまう。
一方千早の方がヒートのときの姿を見られたことで拒絶されたと思ってしまう。
それまではコンビニ店員と客の関係から家政婦が仕事の居候とその家主という関係がとても上手くいっていたので悲しいすれ違いですね。
高斗が素直に自分の気持ちを認めていればまだよかったのかもしれないけど、高斗の方も事情はありましたしね。
二人がいい感じになったなと思ったら千早がまだ自分だけが幸せにはなれないって引いてしまうからなかなか前には進まないです。
高斗は高斗で千早が好きっていう自分の気持ちに素直になったものの、千早の事情を知らないままで千早も教えてくれないから・・・。
好きな人に知られたくない気持ちもわかるけど、事情を話さないと高斗も守れないし。
とはいえ高斗がもっと包容力あれば最悪の事態は避けられたかなぁ。
あれは状況的にはどうであってもああなったかも。
あそこまで最悪の事態になるとは思わなかったけど、あれがあったから千早も素直に高斗に甘えられるようになったんだろうと思うと複雑ですね。
最後はちゃんとハッピーエンドです。
千早には幸せになってほしい！
最悪な状況の期間は長くても、小説としてはちょっとしか描かれなかった分マシかな。
もしここがめっちゃ長いか丁寧に描かれてたら読むの折れてたかもしれない。
毎日更新でしかも１日複数更新だったのでとても進みが早くて、更新が楽しみでした。

3.5秒のアムールは前々からチェックしてたんですが。
あらすじだけ読むとシリアスで重そうって思って後回しにしてました。
そんなときに最新更新で上がってるの見て、見てみようって思って。
読んでみたら重くなかったのでさらっと読んじゃいました。
書籍化されるらしいんでがすが、タイトルは変わるらしくて。
驚くほど変わっててびっくり。
なんか軽いタイトルになってるなって。
長くなってあらすじタイトル状態に。

長らく鎖国していたロンデスバッハ国は開国することになり、時代遅れになっていた文明が他国に追いつくため各国と縁談をとりつけ貿易することに。
ジークフリートは王子でありながら他国の皇太子セルゲイに嫁ぐことになり、相手が同性で驚くが国のために引き受ける。
ロンデスバッハでは同性での関係は許されていないし、子供もできないけれどセルゲイの国では同性同士でも問題ない。
ジークは人族でセルゲイはアムール（虎）族です。
お互い政略結婚に乗り気ではなかったものの一目見たときに半身だと気付きます。
気付くといっても確信があるのはセルゲイだけで、人族のジークはこれがもしかして半身なのかも？ぐらいですが。
そのままセルゲイは喜びと興奮のあまり暴走して行動してしまったがために２人はすれ違っていきます。
ジークは元々異性愛者だったけども、国のために嫁いできたからには頑張ろうと思っていたのにセルゲイからは距離を取られるし、初夜もなしだし自分のことを嫌いなのではと思ってしまう。
一方セルゲイは自分たちは半身なのだからある程度想いが通じ合っていると思ってジークと意思疎通をはからないまま色々勝手に決めて行動してしまい、周りが窘めても暴走しっぱなし。
あらすじ読んだときはセルゲイがもっとクールに不器用な人か自分の気持ちに素直になれないか気付かないタイプなのかなって思ったけど、実際はバカだなって思いましたね（笑
半身だってこと伝えてないから人族のジークからしたら、セルゲイの気持ちなんてわからないし、何も相談しないし普通の会話もないまま顔もろくに合わせなかったらそりゃジークだってセルゲイの気持ちに気付かないって。
半分程進むまでずっとジーク視点ですが、出会ったときからジークはセルゲイに嫌われてるんじゃって思うけども読者からしたら好きだからかなっていうのはなんとなくｊわかるから不安はないです。
ただなんで何も話さないのってなる。
で後半セルゲイ視点になって出会いから振り替ってみて、色々話せない事情あるのかなって思ってたのがバカみたいに言えばいいのにってことでした。
色々事情がわかって一応和解してからも、ジークがすぐに許さないのも同感です。
むしろ半身じゃなかったらもっと許さなかったろうなって。
身体がセルゲイがいると安心するから、離れられないなってなるけど、伴侶としてはセルゲイは勝手過ぎますからね。
あんなにセルゲイ母は注意してくれてたのに。
半身だからって過信し過ぎだよ！