2007年2月27日（火）- 高知市東部球場 -
春季キャンプ打ち上げ！！

●テリー・コリンズ 監督＜春季キャンプを総括！＞
天候にも恵まれ、実りの多いキャンプだった。
特に守備とベースランニングの重要性をみんなが理解して実行できている。
みんなこのキャンプで成長した。
特に下山・大引が目立っていたね。
岡田はこれから実戦の経験を多く積ませていきたい。
今日で高知キャンプは終わったが、オープン戦が終了するまでがキャンプだと思っている。
しっかり準備する事が大事なんだ。
大阪に帰ってからも野手なら守備の強化、投手ならコントロールをつけるなど、基礎練習を引き続き繰り返し練習し、シーズン開幕に備えていきたい。
明日は休んで明後日からまたしっかりと練習をしていきたい。

2007年2月26日（月）- 高知市東部球場 -

●テリー・コリンズ 監督
小松は本当にコントロールが良いね。
特にカーブのコントロールが良い。
これからどんどん試合に投げて実戦に慣れれば、期待できそうだね。
今日の紅白戦は投手のデキが良かったね。
先週末のタイガース２連戦で野手はちょっと疲れが見えていたね。
試合になると体力だけでなく神経も使うので想像以上に疲れるんだ。
明日は午前中だけ練習をして大阪に帰ります。

試合日： 2007年 2月 25日
球場： 高知市営
開始： 13:01

T　0 0 0 0 0 0 0 0 0 = 0
Bs 0 0 2 0 0 0 3 4 X = 9

勝投手： 吉井 理人 1勝 (0敗 0S)
敗投手： 江草 仁貴 1敗 (0勝 0S)
本塁打： ８回 由 田 満塁 1号 (上 園)

●テリー・コリンズ 監督
今日もみんな、のびのびとプレーしていた。
吉井・吉田はスピードに変化をつけストライクを先行し、ベテランらしいピッチングだった。
やっぱり野球は投手が良いと有利に試合が運ぶね。
みんな練習でやってきたとおりのことが試合でもできている。
オープン戦とはいえ勝利することに慣れていってほしい。
エンジョイして試合に望めるように、明日からもしっかりと練習していきたい。

試合日： 2007年 2月 24日
球場： 安 芸
開始： 13:00
Bs 0 0 1 0 1 1 0 0 0 = 3
T　0 1 0 0 0 0 0 0 0 = 1
勝投手： 川越 英隆 1勝 (0敗 0S)
敗投手： 杉山 直久 1敗 (0勝 0S)
セーブ： 岸田 護 1S (0勝 0敗)

●テリー・コリンズ 監督
若手メンバーが一生懸命プレーしていたね。
本当にエキサイティングな一日だった。
川越が良かったのでうまくゲームを運ぶことができたね。
相川・大引・岡田らが積極的に次の塁を狙って成功した。
森山のダブルプレーをつぶすスライディングも非常にアグレッシブだった。
選手みんなが、のびのびプレーしていたね。
今日は９９点だったよ！

2007年2月22日（木）- 高知市東部球場 -

●テリー・コリンズ 監督
若手の活躍が目立ったね。
特に迎と吉良が良いバッティングをしていたね。
若手の活躍はチームにとって喜ばしいことだし、非常に嬉しく思う。
ベテランの北川が相変わらず好調をキープしているのも頼もしい。
また、選手みんながベースランニングの重要性を意識してくれている。
好走塁もたくさん出てきたし、このまま続けていってほしいね！

2007年2月21日（水）- 高知市東部球場 -

●テリー・コリンズ監督
タフィー・ローズは準備ができたので初めてスタメンで使った。
スイングも良くなって来たね。
結果も良かったし、引き続き明日からも紅白戦で起用していきたい。
カーターは前回より数段良かったね。
今日はコントロール、変化の仕方も良かった。
順調に調整が進んでいるんじゃないかな。
デイビーも仕上がりが良く、安心して見ていられたね。
また、二軍から参加した選手では、打撃も守備も推薦通り“迎”が目立ったね。
明日からも皆、ハッスルしてほしい。

2007年2月20日（火）- 高知市東部球場 -

●テリー・コリンズ監督
今日の紅白戦も良いプレーが目立ったね。
初登板の吉井は非常に良かった。
ストライクが先行しテンポ良く投げていたね。
岸田もノーアウト満塁をうまくしのいだね。
また守備ではライトの由田がタッチアップを本塁で刺す良いプレーも出た。
ベテランの北川、水口、的山らも順調で、若手選手は彼らの練習する姿勢がすごく手本になっているんじゃないかな。
見習ってほしいね。
明日からは二軍からも選手を呼び、紅白戦でできるだけ多くの選手を実際に見ていきたいと思うよ。

補強に一貫性があるとはとても思えない。
行き当たりばったりと言ったら言い過ぎか。
オリックスが2005年に巨人を退団したタフィ・ローズ外野手の獲得に乗り出すという。
球団は「左の強打者はチームの補強ポイントのひとつ」と語っているが、ローズにかつての力は残っているのだろうか。
38歳という年齢に加え、丸1年間のブランク。
右肩には故障を抱えている。
一度切れた精神の糸が、そう簡単に戻るとは思えない。
結論を述べれば、手を出さないほうがいいのではないか。
これと似たような例を二つ紹介しよう。

98年、横浜の38年ぶり日本一に貢献したロバート・ローズといえば、６年連続で打率３割台をマークした屈指の外国人プレーヤーである。
99年に記録した153打点は今も外国人選手の最多打点記録だ。
ところが、02年のシーズンオフ、いきなり千葉ロッテと契約したから驚いた。
日本での実績からして、ある程度は活躍するかとみられたが、２年間のブランクは大きかった。
現役時代なら、いとも簡単にヒットゾーンにはじき返していたようなストレートに詰まらされ、変化球にはいいように泳がされたのだ。
結局、ローズは春季キャンプ中に突然、退団を表明した。
紅白戦３試合の成績は８打数無安打。
横浜時代とはまるで別人だった。

もうひとり、レオ・ゴメスの例を挙げよう。
97年に来日し、99年には36本塁打、109打点を挙げる活躍で中日の11年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
インサイドに弱点を抱えていたが、チャンスには無類の勝負強さを発揮した。
00年のシーズンを最後に一度退団を発表したが、代わりに獲った外国人のバッティングが振るわなかったこともあり、01年4月に中日に復帰した。
パイレーツ傘下のチームでメジャー復帰を目指してプレーしていたこともあり、それなりの成績を収めはしたが、ピーク時からは程遠かった。

果たしてオリックスはタフィ･ローズを復帰させるのか。
「テストの結果を見て」というのがオリックスの方針のようだが、ピッチングマシンのボールは打てても、キレのいい変化球は目が付いていかないのではないかと思う。
ブランクによって一番衰えるのは筋力ではなくて「目」なのだ。
巨人時代、ローズは清原と“日米ヤンチャコンビ”を結成していたが、一貫しない起用法もあって、近鉄時代の打棒を披露することはできなかった。
コーチとの間でトラブルも起こし、問題児扱いされた。
厳格な指導で知られる新監督のテリー・コリンズとうまくいくとは思えない。
どうせ獲るなら将来性のある若いプレーヤーを連れてきて、日本でブレイクさせればいいじゃないか。
かつてのタフィ・ローズがそうだったように……。

＜この原稿は07年３月４日号「サンデー毎日」に掲載されています＞

2007年2月18日（日） 天候- 宮古島市民球場 -

●テリー・コリンズ監督＜宮古島キャンプを総括！＞
今日は雨天のため紅白戦ができず、室内での練習だったが、バッティング・人工芝での内野守備と内容の濃い練習ができたね。
この宮古島キャンプでは、今日以外は本当に天気に恵まれた。
予定通りのメニューを消化し多くの収穫があったね。
非常に満足している。
ケガ人が少し出たが、トレーナーやチームドクターのおかげで最小限に防げたと思う。
ラロッカも打撃練習を再開し、平野恵ももう少しで戻ってこれそうだ。
吉井も徐々によくなっている。
トレーナーには敬意を表したい。
また宮古島の人たちにも感謝したい。
素晴らしい施設を準備して頂き、たくさんのファンの皆さんに来場してもらって本当に励みになった。
明日から高知に移り、オープン戦が始まっていくわけだが選手のみんなには、今まで通り失敗を恐れず積極的なプレーを続けてほしい。
１８日間、本当に宮古島の人たち、ありがとうございました。

２００８年の北京五輪を目指す野球日本代表の星野仙一監督とコーチ陣が１７日、沖縄・宮古島のオリックスキャンプを視察した。
星野監督は旧知の仲であるコリンズ監督と、約２０年ぶりとなる再会を喜び合った。
星野監督が中日監督時代の１９８８年に、米フロリダ州ベロビーチでのキャンプで、ドジャース傘下のマイナーリーグコーチだったコリンズ監督から守備や走塁の技術を学んだという。
星野監督は「彼の教えで最も印象深かったのは走塁の意識。日本はどうしても『無難に』という感じだったが、常に次の塁を狙うという積極性を教えてもらった」と言い、「失敗を恐れず、チャレンジするという意識を代表にも植え付けたい」と気持ちを新たにしていた。