１月２７日（土）、新外国選手のランス・カーター投手、グレッグ・ラロッカ選手、チャド・アレン選手の入団記者会見が行われた。

【質疑応答】

Q：今、オリックス・バファローズの一員になった気持ちは？

（アレン）
今は非常にエキサインティングな気持ちで、何とかチームに貢献したいと思っています。日本も初めてですが、がんばりたい。

（ラロッカ）
また、日本でプレーできることを楽しみにしています。また、セ・リーグの選手と対戦しなくていい事がちょっとホッとしています。

（カーター）
飛行機の長旅で少し疲れましたが、気持ちはエキサイティングな状態です。何とかチームが勝利に結びつくように貢献したい。


Ｑ：日本野球の印象は？

（アレン）
昨年チームの秋季キャンプに参加しましたが、まず印象に残ったのは、投手のコントロールの良さですね。しっかり自分が打席でボールを見極めないと打ち取られてしまいますね。「投手がいい」ということが第一印象でした。

（カーター）
アメリカで日本の野球のビデオを見ましたが、日本の選手は我慢強いというか、あまりバットを振らない印象ですね。アメリカでは、松井秀喜選手やイチロー選手とも対戦した経験もあります。これからは日本の野球に順応したいと思っています。

（ラロッカ）　※オリックスの印象について質問
投手陣がしっかりとしているという印象ですね。先発・中継ぎ・抑え、それぞれのポジションがしっかりとしている。自分としては、打撃面で助けになればと思っています。


Ｑ：アピールポイントは？

（アレン）
とにかくグラウンドに出たら、１００％以上なプレーをしたい。毎日ハードなプレーをして、チームの勝利に貢献したい。そういうところを見てもらいたい。

（ラロッカ）
広島時代はホームランをたくさん打てましたが、パ・リーグでは、球場も広くなりますし、大きいものばかりを狙うだけでなく、外野の間を抜けるようなバッティングも見せたいと思っている。

（カーター）
自分はパワーピッチャーではなく、コントロールで打者を打ちとるタイプ。チャレンジ精神も旺盛なので、この日本での大きなチャレンジを乗り越えたいと考えています。


Ｑ：ファンの方にメッセージをお願いします。

（アレン）
自分としては、数字ではなく、チームが勝つためにはどんな事でもやるつもりですので、ぜひ応援してください。

（ラロッカ）
優勝するために、僕たちを応援してください。

（カーター）
シーズン通して球場に足を運んで欲しいと思っています。いい試合を皆さんに見せたいを思いますので、よろしくお願いします。


◇カーター投手への質問

Ｑ： ストレートの球速、得意な球は？
ストレートは １４２ｋｍぐらいですね。得意な球は、チェンジアップです。ただ、日本では微調整が必要になってくると思います。

Ｑ：松井選手、イチロー選手と対戦してみて？
二人共、いい選手なので対戦を非常に楽しみました。結果は良し悪しでしたが、対戦できたことがとても楽しかったです。

Ｑ：ストライクゾーンの違いについては？
審判もストライクゾーンもすべてが新しいので、早く修正して慣れていきたい。

Ｑ：コリンズ監督の印象は？
去年一緒にプレーをしましたが、確かに古いタイプの監督ではありますが、選手に対してどういうものを期待しているかが明確なので、非常に分かりやすい。


◇アレン選手への質問

Ｑ：ストライクゾーンの違いについては？
ラロッカ選手の話では、アメリカでは膝のところにきたらストライクだが、日本では低めの球はストライクを取らない傾向があるので、あまり手を出さない方がいいという事をききました。ただ、高めについては、アメリカとも違いがあるので、それについては対応していかないといけないと考えています。日本では、あまり何でもかんでも振っていかず、結果を残したい。

Ｑ：コリンズ監督の印象は？
秋のキャンプで受けた印象は、何でもきっちりとする感じ。個人的には少し古いタイプの監督かなという印象です。でもそういう監督が必要なチームだと思います。


◇ラロッカ選手への質問

Ｑ：日本では４シーズン目を迎えますが、どのようなプレーを見せたいですか？
このチームは投手がしっかりとしているので、やはり打撃陣が点を取ることがポイントになってくると思います。自分としては勝負強い打撃をみせたい。ホームランはあまり出ないかもしれませんが、ここで点が欲しいという場面ではヒットが打てるようにしたい。個人的な目標数字はなく、チームが優勝するだけが目標です。ただし、デッドボールは２０個以下に減らしたいですけどね・・。

Ｑ：日本の生活で新入団の２人にアドバイスは？
文化の違いがあるので、常にオープンな気持ちが大切。個人的には日本の食べ物も好きですし、 色々な体験をしてもらえたら、きっと日本が好きになると思います。

Ｑ：ポジションについては？
特にこだわりはありません。試合に出ることができれはどこでもＯＫです。

Ｑ：コリンズ監督の印象は？
話を聞いているだけですが、オールドスクール的な感じですね。でも自分にとっては、初めての日本人以外の監督ですし、楽しみにしています。