「お目覚め「ビッグボーイズ」 」
　オリックス自慢の主軸が、４試合目でようやくつながった。
　２点を追う５回一死一、二塁で、ラロッカが左翼への強烈な当たりを放ち、スコアは３－４。
　続くローズは、しぶとく内野安打で出塁して満塁。
　この絶好機に、今季加入の５番カブレラが打席に入った。
　開幕３連戦では古巣の西武相手に力が入り、１２打数無安打、７三振。
　「走者をかえさないと、という重圧があった」と振り返る。
　本拠地開幕のこの日も１打席目の好機で凡退。
　しかし、ここはカウント１－１から甘く入ったスライダーを逃さず、左前打で２者が生還。
　見事逆転に成功し、「バランスを考えて下半身を動かさないようにしたのが良かった」と喜んだ。
　主軸３人の打率はともに２割に届かず、６回二死満塁ではローズがあえなく空振り三振。
　コリンズ監督が「ビッグボーイズ」と呼ぶ主軸トリオはまだ本調子ではない。
　それでも、同監督は「これからは危険な打線になるよ」と爆発を予告した。
　投手陣では中継ぎの本柳、菊地原、抑えの加藤らは登板したすべての試合で無失点。
　阪神の「ＪＦＫ」にも劣らない、盤石な継投体勢ができつつある。
　今季初の連勝で貯金を２とし、同監督は「きょうは全員が踏ん張ってくれた」とご機嫌だった。
　（時事通信）

「オリックスの加藤、３連続セーブ」
　オリックスが２連勝。
　２点を追う５回、一死一、二塁からラロッカ、ローズ、カブレラの３連打で逆転。
　２番手の高木以降が力投して逃げ切った。
　加藤は１点差で３連続セーブ。
　楽天は２年ぶり開幕４連敗。
　先発の一場が不調だった。
　（時事通信）