「ロッテに完敗ＣＳマジック４のまま」
好投手に持ち味を発揮されたら、完敗も仕方がない。
試合後の大石監督は、サバサバとした口調で振り返った。
「今日はいい時の渡辺でしたね。やっぱりハマれば打てないですね」８回２死二塁、ローズの中前適時打で、大石政権では初となる完封負けを回避したのがやっとだった。
この試合まで３勝１敗と得意にしていた渡辺俊との対戦だったが、緩急を駆使した投球を見せつけられた。
両軍ともクライマックスシリーズ（ＣＳ）に進出した場合は再戦する可能性があるサブマリンに、レギュラーシーズン最終戦でいいイメージを持たれてしまったのは痛い。
ＣＳ進出へのマジックは４のまま足踏みしたが、指揮官に焦りは感じられなかった。
決定は最短でも２６日になったが、８年連続Ｂクラスからの脱出は秒読み状態。
その時まで、目の前の一戦に集中するスタイルを貫くだけだ。
（スポーツ報知）

「オリックスお手上げ　先発崩れ打線も音なし」
オリックスは投打で精彩を欠いた。
先発の岸田は二回一死二塁から３連打で２点を先制されるなど、６回１０安打、５失点。
今季初黒星を喫し「全部ダメでした」と肩を落とした。
打線も二回二死満塁で小瀬が三飛に倒れ、八回にローズの適時打で１点をかえすのが精いっぱいだった。
渡辺俊の緩急をつけた投球に翻弄され、大石監督も「いい投手なので、はまれば打てない」とお手上げ状態だった。
（サンケイスポーツ）