「清原が現役引退、フルスイングで有終の美…ＣＳは出場せず」
プロ野球・オリックスの清原和博選手（４１）が１日、京セラドーム大阪（大阪市西区）で行われたソフトバンクホークス戦を最後に現役を引退した。

公式戦最終戦となったこの日、清原選手は、「４番・指名打者」で先発出場し、六回に適時二塁打を放つなど４打数１安打１打点。
チームは、クライマックスシリーズ進出を決めているが、清原選手は出場しない。
雄姿が見られるのはこれが最後とあって、フルスイングをするたびに満員のスタンドが沸き、「お疲れさん」「感動をありがとう」などと声が飛んだ。

清原選手はオリックスに移籍した２００６年９月に左ひざを故障し、今年８月に一軍に復帰。
実戦を前にした８月２日の記者会見で、「こんな状態では来年はグラウンドに立てないと思う」と引退の意向を明らかにしていた。

大阪・ＰＬ学園高時代から甲子園で活躍して、西武入りした８６年に新人王に輝き、９７年に巨人に移籍。
０４年に通算２０００本安打、０５年に５００本塁打を達成した。
通算で２３３８試合に出場して５２５本塁打、１５３０打点だった。

清原選手の話「プロ入りして２３年間、いろいろありましたが、今日、子供のころからテレビで見ていた世界の王さんから花束をいただき、心から感謝しています。大阪とオリックスのユニホームを誇りに思い、引退させてもらいます」

巨人・長嶋茂雄終身名誉監督「甲子園で鮮烈にデビューしてから四半世紀にわたり、日本中の野球ファンを魅了してくれた。清原君はそのバットで、姿で、そして魂で、野球界に大きな貢献をされました」

（読売新聞）

「最後の打席は豪快空振り　清原、現役最終試合」
プロ野球オリックスの清原和博内野手（４１）が１日、２３年間の現役生活にピリオドを打った。
選手として最後の試合となった京セラドーム大阪でのソフトバンク戦は、４番・指名打者で先発出場。
第３打席に右中間へ適時二塁打を放つなど４打数１安打１打点、最後の打席は豪快な空振り三振だった。
引退後は未定で、オリックスには残らない。

今季２位でクライマックスシリーズ（ＣＳ）出場を決めているオリックスだが、清原はこの日、ＣＳには出場しないことを明らかにした。
昨年７月に左ひざを手術した清原は、今年８月３日に１軍に復帰したものの、ひざの状態が思わしくなく、今季限りでの引退を表明していた。
プロ通算成績は７８１４打数２１２２安打の打率２割７分２厘。
歴代５位の５２５本塁打を放ち、同６位の１５３０打点を挙げた。

清原の最後の打席をひと目見ようと集まった３万１７５人の観衆は、打席ごとに「き・よ・は・ら」の大歓声。
大阪・ＰＬ学園高の同級生の桑田真澄さん（４０）、大リーグ・マリナーズのイチロー外野手（３４）らも客席から拍手を送った。
試合はオリックスが４―１で勝ち、清原の引退に花を添えた。
（朝日新聞）