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  • from: Felixさん

    2007/07/13 23:41:52

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    中野幸信「世界蹴遊記」

    「マンC買収の行方」

    先日、イングランドの名門マンチェスター・シティがタイ前首相のタクシン・シナワット氏が同クラブの会長に就任したことを発表した。
    タクシン氏から提案されていた約200億円での買収案にクラブ側が応じた結果だ。
    海外資本によるプレミアリーグ所属クラブの買収はとどまることを知らない。

    周知のようにタクシン氏は昨年9月にクーデターによってタイ国首相の座を追われた人物だ。
    政治家になる前には様々な事業を興し、携帯電話等の情報通信事業で成功して国内有数の富豪に上り詰めたという起業家としての一面も持つ。

    そして、同氏が以前からスポーツビジネスに興味を抱いていたこともよく知られている。
    2004年、リヴァプールの株式30%を約110億円で取得しようとした時も話題になった。

    タクシン氏はマンチェスター・シティを買収した理由について「タイサッカーに寄与するため」と答えている。
    が、この発言を額面通りに受け取ることができるのだろうか。

    タイ国内でのプレミアリーグ人気は相当なものだという。
    そこでクラブを買収して国民の関心を引き、再び政治の場に戻る足がかりにするつもりなのではないか。
    マンチェスター・シティは、いわばタクシン氏の広告塔。
    実際、そう分析するタイのメディアもある。

    クラブはタクシン氏の会長就任、スヴェン・ゴラン・エリクソン氏の監督就任を発表し、着々と新体制を整えている。
    エリクソン監督には約120億円の強化資金が用意されているというから驚きだ。

    しかし、楽観はできない。
    タクシン氏は未だに具体的な買収額や資金調達先を明らかにしていない。
    タイ国内では汚職防止法違反の容疑で起訴されており、2400億円にものぼる資金が凍結されている。
    また首相就任時の報告では国外資産はなかった。
    一体どこから買収資金を調達したのか。
     
    タイでは一定額以上の資金を海外に持ち出す際にはタイ中央銀行の許可が必要になるため、買収資金を国内から持ち出した可能性は低い。
    明らかにされていない隠し資産があるのだろうか。
    現在、タイの捜査当局が別の隠し資産の件でタクシン氏に出頭を命じている現状を考えるとその可能性は十分にある。

    リーグ側は「(タクシン氏が)有罪ではない」という前提で買収は問題ないという見解を示したが、脛に様々な傷を持つタクシン氏のこと、今後、新たな事実が発覚してもおかしくはない。
    しばらくは余談を許さない状況が続きそうだ。

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